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開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。
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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
3月の初めにきた外来で彼のお腹は腹水が溜まってきており 息切れがするようになってきた。通院も大変そうだった。 家族は心配しており入院させたがっていた。「そろそろ 通院も限界かもしれません。入院しませんか?」私は彼に 話しかけた。「入院してどうなるんだい。」彼はいった。 「どうせ寝かされたまま点滴につながれて弱るのを待つだけ だろう?」「お父さん。とりあえずこちらも側にいて気が気 じゃないんです。先生もこういってるんだ。入院しましょう よ。」「お前は黙ってろ!」彼は付き添っている息子を怒鳴 りつけた。私は静かに彼に言った。「息子さんも心配してい るし、今の状態では苦しいでしょう。薬をつかえばもう少し 楽になるかもしれません。1回入院にしませんか?」 かなり苦しいはずであるが彼は入院を拒んだ。嫌がる彼を なんとか説得し私は彼を入院させた。溜まった腹水を穿刺排 液し利尿剤を使い、薬を飲むのは大変そうになってきたので 痛み止めあは座薬に変更した。人心地ついて彼は言った。 「先生、楽にはなった。先生には感謝しているけど俺はこの 入院は嫌なんだ。」私は言った。「それはどうしてですか?」 「病気を治すためなら治療もうけるし手術もうける。入院だ ってするさ。だが今の状態は病気の治療をしているわけじゃ ないよな。先生は昔のことは知らないだろうが、昔はみんな 家で死んでいったんだ。あそこの爺さん食事食べれなくなった からそろそろかねって近所にうわさが立って葬式があがる。 皆、家で看取られていった。食事が食べれなくなったんだか らもう寿命だよねってな。今は調子悪けりゃ、食事食べられ なければすぐ入院、すぐ点滴さ。管につながれて自分でも わけわからないままに体をいじくり回される。それで病気が 治るならいいさ。だけどそうじゃない。それなのに回りの 都合で俺の預かりしらないところで体をいじくり回される のは嫌なんだ。人間、食べられなくなればそれが寿命なん だよ。俺は70年以上好き勝手なことして生きてきた。息子たち もしっかりやってる。思い残すことはないんだ。自分がずっと 住んだ家で過ごしたいということがそんなに悪いことなの かね。」私は返答に困った。「お気持ちは分かりました。 一回ご家族もおよびしてお話しましょう。」
その晩、彼は点滴を自分で抜き去り、病院を無断で離院した。 (次回に続く)
【2005/03/25 23:21】
3月の木漏れ日の中で |
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