Hit数5000超えました。皆様に感謝の気持ちをこめて記念にフラッシュ作成してみました。
→
こちら
Hit数10000超えました。皆様に感謝の気持ちをこめて記念にフラッシュ作成してみました。
→
こちら
開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。
→
こちら
誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→
こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→
こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
【2008/08/20 12:10】
|
トラックバック(-) |
コメント(-) |
 |
結局、彼は家に自分で帰ってしまったのだ。息子夫婦もびっ くりしていた。私は息子夫婦と話し合い、無理に病院につれ 戻してもまた帰ってしまう可能性が高いことから、在宅で 経過をみることとした。そして週1回都合をつけて往診をする ことにした。だが2回目の往診の時には起き上がることも できなくなり、黄疸が再び出現してきた。彼の最後は近い のはなんとなく感じとれた。私が彼に「痛くないですか?」 と問いかけると彼は「座薬が効いているから大丈夫。」と答 えた。私は息子夫婦と話をした。「多分、食事も水も取れなく なってきて、黄疸もでてきて衰弱もはっきりしてきました。 多分、ここ数日の感じがします。」「そうですか..。」 「いずれにしてもこのまま家で見ていくことでいいのですね。」 「父の気持ちを考えれば出来るだけそうしたいと思います。 もうそんなに長くないのは分かっているので兄弟にも声を かけて何とか見ていますし、ヘルパーや訪問看護婦さんも きてくれてますから...。」私は改めてご家族と彼が急変した ときにどうするかの対応を打ち合わせをした。
それから2日後の午前10時頃であった。外来中の私のところに 連絡が入った。「先生、今○○さんがご自宅で呼吸が止まった そうです...。」「分かりました。外来が終わり次第、往診に いきますとお伝えください。」外来を12時半に終え、午後に 入る予定だった手術を他の先生にお願いし1時前に私は彼の 自宅に到着した。到着したときに彼はすでに訪問看護婦に 手伝ってもらい家族に手によってきれいにされていた。 「12時58分死亡確認といたします。ご家族の方もお疲れ様 でした。」「どうも有難うございました。昨日から少し呼吸 があえぎ様になってきて、10時位に静かに呼吸が止まりまし た。本人はあれだけ自宅に帰りたがっていましたから良か ったのではないかと思います。」ある3月の暖かい日であった。 彼は3月の木漏れ日の中で、あれだけ帰りたかった自宅で 静かに息を引き取った。あれだけ嫌がった何の管につながれ ることもなく..。家族は最後の数週間、本当に大変だった と思う。だが家族の頑張りは彼にとって最高の贈り物になった と思う。今日、自宅で亡くなることのできる人は本当にまれで ある。多くの人があの個室に移されると死ぬんだよと病棟の 患者が噂をする個室にうつされて、病室の天井のしみを見な がら、様々な点滴の管、尿の管などにつながれて息を引き取る。 74歳。彼なりの大往生であった。
【2005/03/26 22:53】
3月の木漏れ日の中で |
トラックバック(0) |
コメント(2) |
 |