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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
外来を終えた後、病棟にもどり彼の血液検査の結果とレント ゲンを確認する。血液検査で白血球数は20000を超え、CRPも 20台の後半であった。胸のレントゲンは両方の肺にわたって 広範に肺炎の像が認められた。重症な大葉性肺炎である。 一連の術後の経過で肺の繊維化がすすみ呼吸機能が落ちて いる彼にとっては致命的である。抗生剤、エラスターゼ阻害剤 ガンマグロブリン....使える薬剤を総動員した。 午後になりご長男とお話する。「今朝方から発熱しまして 急激に呼吸状態が悪くなってきました。自分での呼吸では 呼吸停止に陥る可能性があり、人工呼吸器につなげています。 どうやら肺炎をおこしたようです。こちらが本日の胸の レントゲン写真、これが4日前のレントゲンです。4日前の レントゲンでも一連の経過に伴い起こった繊維化の陰影が ありますが、それに加えて両方の肺が白くなっているのが お分かりになりますでしょうか?」比較すれば一般の人も すぐに分かるほどの陰影であった。ご長男はつぶやいた。 「これはひどいですね...。」「今、肺炎に対して出来る 限りの治療を行っています。手術のあとあれだけ苦しんで ようやく落ちついてきたと思っていたのですが....。」 「どうなんでしょう。良くなる見込みはあるんでしょうか。」 「正直、厳しいかもしれません。今、酸素濃度を50%(通常 の酸素濃度は20%なので通常の2.5倍の酸素濃度)でやって かろうじて血液の酸素分圧を保てている状態です。治療に 反応して呼吸状態がよくなってくれれば、酸素濃度を下げて いくことができますが、悪化していけば酸素濃度を上げてい かなくてはならなくなります。 酸素濃度が60%を超える高濃度での長期の酸素投与は活性 酸素の影響で肺の繊維化をすすめるといわれています。です から人工呼吸器の酸素濃度は60%以下で管理するようにする のです。つまり治療に反応せず、80%〜100%でないと血中 の酸素分圧が保てなくなるようであればかえってそれが肺 を損傷することとなり、回復の見込みがかなり厳しくなると 考えられるのです。今、現在、使える薬剤はすべて使って治療 をしています。ここまで苦労したのですから私も正直、どう してという気持ちで一杯です。治療に反応してまた人工呼吸 器がはずせればと願っていますが、どちらに転ぶかはここ 数日の経過を見なくてはわかりません。」「わかりました。」 在宅酸素ででも自宅に帰ることができるかもしれないと 希望が見えてきた時期の突然の病状悪化である。私も家族も 病状の回復を期待したが、彼の病状は良くなることは無かった。 (次回につづく)
【2005/04/04 23:09】
雨上がりの虹 |
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