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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
どうも昨日は当直でアップできずすいませんでした。 まだインフルエンザがパラパラきますが大分流行もおさま ってきたようです。昨日は軽い外傷が多く、傷の縫合が 結構ありました。脳梗塞、心不全の人を入院させて内科に 申し送って..。それなりに忙しかったです。
幸いにも胆嚢炎は禁食、点滴と抗生剤投与にて改善した。 腹部CT、MRCPでも、石は胆嚢だけで胆管にはなさそうだった。 これなら腹腔鏡下での胆嚢摘出で切除すれば治療は終了に できそうだなと思っていた。(胆石だけでは無症状なら手術の 適応にはならないが、胆嚢炎を起こすようなものは胆嚢摘出 術の適応になる。)念のために行った胃カメラまでは。 腹痛の原因は胆石症であるのは殆ど間違いなさそうであった が胃潰瘍や胃炎があるかもしれないのであくまでも除外診断 の目的での上部消化管内視鏡であった。 彼の内視鏡を行っていた私は胃の前庭部(胃の出口に近い 部分)に浅い潰瘍性の病変を認めた。ただの潰瘍にしては 少し辺縁が汚い感じがあったためその部位の生検(組織を とって顕微鏡で見る検査)を行った。検査終了後、私は彼に いった。「胃の下の方に潰瘍があります。良性のものでよいと 思いますが、なんとなく辺縁がぎざぎざした感じで悪性も 全くは否定できません。組織の検査の結果がでるまで胆嚢 の手術は延期にしたいと思います。」「それはどういうこと でしょう。」「もし、胃のこの部分が悪性のものとすれば 潰瘍性のものであることと大きさからは内視鏡での切除は 難しいと思います。もちろん内視鏡の専門の先生にも相談 するつもりですが。すると胃は手術が必要になることに なります。」「一体どれ位入院してればいいんですか? 手術はいつになるんですか?」彼の言葉には不安といらいら が混在していた。「いずれにしてもこの部分が良性か悪性か で方針が変わりますので...。またご家族を後日お呼びして 一緒にお話いたしますので...。」
その日、内視鏡のフィルムを検査室から借り、消化器内科 の先生に相談しにいった。「どうでしょう。まだ生検の結果 が出ていないのですが、見た感じは悪性に思えます。悪性と して内視鏡での切除は可能でしょうか?」胃切除術なら入院 は術後順調にいっても3週間前後はかかる。内視鏡で切除でき れば1週間程度ですむし患者さんの負担も少ない。だが、取り 残せば再発の危険がある。若い患者さんであるから確実に 治療を行わなくてはならない。相談した内科の先生はゆっくり フィルムを見ながら答えた。「そうですね、先生のおっし ゃるとおり悪いものだと思います。見た感じはSM massiveから MPにかかっていそうです。少し広さもあるし、悪性なら手術 の方がいいでしょうね。お力になれず、すいませんが...。」 「そうですか..。お忙しいところ時間を割いていただいて 有難うございました...。」 今後の方針につき本人とご家族との話し合いの場をつくり 治療方針をきめなくてはならない。 (次回につづく)
【2005/04/10 20:43】
桜 |
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