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開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。
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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
60台後半の男性が胃のむかつきが最近ひどくなったということ である病院の外来を受診した。内科の担当医はとりあえず胃薬 を処方し上部消化管内視鏡(胃カメラ)の検査を予約した。 上部消化管内視鏡では胃の下部に潰瘍を伴う腫瘍が認められ 生検(腫瘍の組織をつまみ、その組織を顕微鏡で確認する検査) し悪性の細胞が確認された。彼は手術が必要だろうとの説明を うけ外科の外来に回されてきた。「それで内科の先生からは どのような説明を受けられましたか?」妻と一緒に外来に訪れた 彼は不安そうに話した。「どうも胃に腫瘍があって手術が必要 だとのことで...。」「そうですね。腫瘍からとった組織から 悪性の細胞が認められています。胃の出口が狭くなってきて いてむかつきの原因となっているのでしょう。いずれにしても 手術で腫瘍を取り除くことが必要でしょう。」「あの、先生 悪性っていうのは癌ということでよいのですか?」「そう です。病気が胃の中だけに留まっていればいいのですが...。 周りに広がっていると少し厄介です。病気がここだけか CTなどで調べる必要があります。いずれにしても放置すれば 食事も食べられなくなりますし、なるべく早く手術にした方 がいいとは思います。」「わかりました...。」私は行うべき 術前検査をできるかぎり早いところに詰め込み、手術日をなる べく早い日に入れた。
彼は帰りの電車のなかで色々な思いに駆られたという。昭和 30年代の集団就職列車で岩手からでてきた。その日暮らすのも 大変な賃金で印刷工場で働いた。懸命の努力で仕事を身につけ 独立して同郷の奥さんと結婚したがオイルショックのあおりで 紙が手に入らなくなり中小零細業者が次々と倒産していく中、 多額の借金を抱えて廃業。知り合いのつてで就職してがむしゃ らに働いてきた。2男1女も大学までは出せなかったが独立し、 借金もなんとか払い終えた。子供達は少しずつお金を出し合う からもうのんびりしてくれと申し出てくれた。だがわずかなが らの年金と貯蓄でもまあなんとか暮らしていけるからと断った がその気持ちはうれしかった。妻にも苦労をかけた。ようやく 二人でのんびり第二の人生を楽しめると思った矢先である。 「なんで俺が...。」理不尽な仕打ちである。だが上腹部を 押せば痛みがあり、医者が言うには手術が必要だという。 「あなた。大丈夫?」妻が問いかけた。そうだ俺は一人じゃ ない。妻と第二の人生を楽しむ位の時間を奪うほど神も 理不尽ではないだろう。「大丈夫さ。今までだって一家心中を 考える場面もあった。何度も駄目だと思ったこともあったけど 何とかなってきた。これからだってなんとかなるさ。癌。結構 じゃないか。死に物狂いで戦って生き延びてやるさ。」彼は 妻の不安を打ち消すように言ったという。 (次回につづく)
【2005/05/04 21:50】
花菖蒲 |
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