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開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。
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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
彼女は私を見て言った。「先生、また迷惑かけます。 呼吸が苦しくなって仕方がないんですよ….。」私は言 った。「わかりました。胸の音を聞かせていただけま すか?」 私は彼女の呼吸音の聴診を行った。左肺の 呼吸音は左胸水により減弱していた。 「胸の水が増えてきているようですね。それで肺が つぶれてきてしまって呼吸がうまくできなくなってい るんだと思います。 胸のレントゲンで胸の水の量を確認して左の胸に 管を入れて胸の水を排出しましょう。それで呼吸苦 が改善すると思います。」 彼女は言った。「そうですか、わかりました。よろ しくお願いします。」 傍らのSは不安げな眼で私を 見つめて言った。「なあnakano。ともかくお袋のこと 頼むな……。」
胸のレントゲンをみると左の肺は胸水で押しつぶ されている状態であった。(肺は胸腔という空間に 収納されており、胸腔内に水が溜まってくると肺が 押しつぶされてきてしまう。)胸腔の水を管で外に だしてやる必要があった。トロッカードレーンと いう胸腔専用のドレーンを彼女の左胸に挿入して 胸水の排出をはかった。胸水の排出にともない、 彼女の呼吸苦は消失した。 このときの胸水はやや血性の胸水であった。胸水 のなかに癌細胞があるかもしれないため細胞診の 検査に検体を提出した。 ドレーンを挿入してから彼女は大分楽になり、 「先生おかげで大分呼吸楽になったよ。有難う。」と 感謝の念をこめて言った。「よかったですね。まず これで数日様子をみてみますので。今後の事を息子 さんとお話させていただきますね。」私はそう 言ってSを面談室に呼び寄せた。
Sを椅子に座らせ私は言った。「一応、胸の水を 抜いて呼吸状態はこれでよくなると思う。だが胸 の水の性状をみると血液混じりで多分癌細胞が 胸腔内に入り込んでいるんだと思う。いわゆる 癌性の胸膜炎という状態なんだ..。」 Sはじっと私の顔をにらみつけるように凝視し 固く口を結んで黙っていた。
(次回につづく)
【2005/09/14 21:16】
約束 |
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