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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。

(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
雪中花(7)
 彼が気がついたとき病院のベッドに寝かされていた。
 意識がしっかりしてきた時、彼は自分がどこにいるか
よく分からなかった。「ここは一体どこだ……。」懸命に
記憶をたどってみる。そうだ、自分は自殺をしようとして
しくじって動けなくなってたんだった。次の日の昼くら
いまではなんとなく覚えている。腹は減る、喉はかわく
は動けないでもがいているうちに意識が遠のいていった
んだった。どうやら助けられたようだ。でも、あの山の
中でどうやって?体をうごかそうとすると背中に激痛が
走る。腕には点滴が入っている。「そうか、病院に運ばれ
たんだ……。」少しずつ彼は合点がいってきた。でも
俺が生きているとなると……。会社と家はどうなっている
んだろうか…..。今日が何月何日なのかもはっきりしない
状況だった。彼は近くにナースコールがあることに気が
ついた。少しためらったが今の自分の状況が知りたい。
 どうやら動けないのは確かなようだ。これでは再度の
自殺をはかるのは無理そうだった。
 彼はナースコールを押して看護師を呼ぶことにした。
 しばらくして看護師がやってくる。「Yさん。どうされ
ました?」彼の名前がよばれたことから、彼の身元を病院
はつかんでいるようだった。多分、身に着けていたものか
らわかったのだろう。すると家にも連絡がいっているし、
警察もすでに関わっているんだなと彼は察した。体は痛み
でうごけないし、何かしようとしても監視されている状態
である。彼の試みは完全に失敗に終わったことを彼は察した。
彼は彼女に尋ねた。「すいません。今、ようやく自分でも
意識がはっきりしてきたんですけど、よく今までのことを
覚えていないんです。今日は何月何日で、ここはどこの病
院なんですか?」看護師は言った。「ずいぶんはっきりして
きたんですね。よかった。今日は○月×日ですよ。
今朝方にYさんは運ばれたんですよ。」そうか、自殺図って
2日目に助けられたんだな……。彼はぼんやりと思った。
「ここはM中央病院でYさんは今、整形外科の病棟に入院
しています。腰椎を圧迫骨折していて向こう数週間はベット上で
安静にしてもらうことになっています。ご家族の方にも
連絡がとれて午後2時ごろにはこちらに着くようですけど。」
 「わかりました。どうも有り難う。」看護師は一礼して部屋
を出て行った。多分、病院側は自分が自殺を図ったことを知
っているのだろう。呼べば色々聞かれるかと思っていたが看護
師は気をつかっているのか彼に何か聞くこともなかった。看護
師が出て行ったあと、彼は家族が到着した時にどんな顔して迎
えればいいのか悩んだ。遺書までそろえて送っておいたし、
大見得切って大失敗したようなもので正直非常に恥ずかしい
状況だった。とりあえず謝るしかないよな……。それで今後
のことを話しあわないとな…….。彼はぼんやりと考えた。

(次回につづく)

 明日は日当直にてブログはお休みです。月曜日、更新の元気が
残っていたら続きを更新しますね。このお話でnakanoがでてく
るのはもう少し先になります。いつもと違った視点で綴っていく
予定ですので続きを楽しみにしてくださいね。
【2005/11/05 20:58】 雪中花 | トラックバック(1) | コメント(2) |
雪中花(6)
 0時越えて日にちが変わってしまいました.....。
 文章は書いたので更新しておきます。

 彼女は手紙をあけて文面に目を通すと自分の目を
疑った。そこにはとうとうと夫からのメッセージが
綴られていた。自分があえて保険金のために自殺を
はかったこと、今後の会社の方針、お金の配分など
の指示がなされてあったのだ。てっきり商談で外泊
しているものと思っていた彼女はにわかには信じら
れなかった。あわてて彼の携帯に電話したが通じな
い。彼女は慌てた。どうやら夫は本気で自殺をはか
ったらしいことを改めて認識せざろうえなかったの
である。彼女はどうしていいか悩んだ後、警察に
連絡することにした。彼女は電話をとると110番に
電話をかけた。事情を話すと事情聴取に警官をよこす
という。失踪届けをだして捜索してもらう形になる
だろうという話だった。警察に連絡したあと、独立
した長男の家に電話した。休日の午前中のまだ早い
時間であったが、長男の嫁が電話にでた。「もしもし
お母さん。どうかされましたか?」「あのね、家
のお父さんがどうやら自殺をはかったらしいの。
今警察にも連絡して捜索願をだそうという話に
なってるの、息子もいっしょにできればこちらに
きてもらった方がいいと思って連絡したんだけ
ど…..。」「えっ。本当ですか?全然そんなそぶり
もなかったですよね…..。」「ええ、私もにわかには
信じられないけど遺書も残しているしどうやら
本気だったようなの…..。今後どうするかも私だけ
では判断もむずかしそうだし……。」「わかりました。
夫とそちらへできるだけ早く伺います……..。」
彼女が受話器をおいてその場をはなれようとすると
また受話器がけたたましくなった。会社の幹部の
一人のNからの電話だった。「あっ。奥さん。今、
社長からの手紙が私の自宅にとどきまして、内容
を読んだら結構、とんでもない内容だったもので..。
 悪い冗談だったらと思って電話したんですけど…。」
「ああ、Nさん。私宛にも手紙がきてるの….。どう
やら主人は本気だったらしいわ。今、失踪届けと捜索
願いを警察にだそうとしているところなの….。ちょっと
大変なことになってきたようだわ…….。」「わかりました。
会社のこともあるし、社員連中も集めた方がいいです
かね。」「そうね、今集まってなにができるかって話しも
あるけど…..。状況の説明はしておかないといけないわね。」
「わかりました。とりあえず社員連中に会社にくるように
連絡してみますので。」「お願いします。誰か、今回のことで
何か知っている人もいるかもしれないしね…….。」
 彼女の周りであわただしく時間が流れ始めた。

(次回につづく)
【2005/11/05 00:07】 雪中花 | トラックバック(0) | コメント(2) |
藪医者の独り言


ここに記載されたエピソードは著者の体験をもとに構成したフィクションです。 このページはリンクフリーです。気に入ったら適当にリンクを貼っていただいて結構です。


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