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開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。
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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
話が終わったあと彼女達は病棟の面談室に向かった。長男が 飲み物を買ってきた。夫は椅子に座ると彼女に言った。 「大丈夫か。」彼女は答えた。「手術の前から厳しいことはわか っていたし、覚悟はできていたけど。でも全く大丈夫ってわけ はないわ。正直、少しショックね。」彼は言った。「すまない。 俺がもっとしっかりお前のことを気にしていればこんな病気が すすむこともなかったのに…..。」「なにいってるのよ。調子が わるかったのを隠していたのは私の方だし、済んだことを色々 考えたってしょうがないじゃない。やるだけのことはやらない と……。」「ああ。」「ねえあなた。先生、私どれくらい生きられる っていってた?」「えっ?」彼の表情がこわばった。「何をい ってるんだ一体?」「先生も言葉を濁していたからあえて聞か なかったけど、あなたには説明してるでしょう?一応の目安 は知っておきたいのよ。」彼は長男の方をみた。長男は言った。 「おふくろ、なに言ってるんだよ。先生だってしっかり治療 しようっていってたじゃないか。」彼女は言った。「いいかしら。 私の体には病気がほとんどそのまま残っている状態なのよ。 出血の原因になる部位を取り除いてもらっただけ。あとは 抗癌剤がどれ位効くかってことでしょう。素人が考えたって 癌が治るとは思えないわ。実際先生だって病気を治すこと は困難だっていってたじゃない。病気の進行をどれだけ押さえ られるかですって。私にとっても大事なことだと思うの。」 「おふくろいい加減にしろよ。親父だってそんな事いわれ たって困るに決まっているじゃないか。」彼は妻を見つめて 考えていた。結婚して30数年。つらいときも悲しいときも いっしょに歩んできた。自分の勝手な行動のために多大な 負担をかけ、困難を強いてしまったのに病気を隠してまで 問題を解決してくれた。彼を責めることもなく黙々と…..。 「あなた。水仙はね寒い雪の中で美しい花を咲かせるの。 つらくて困難な時期なのにそれに負けないでね。どんなに つらい時もくじけちゃいけないと思うの。その困難を乗り 越えたときに得られるものは大きいと思うわ。それを思 い出させてくれるこの花が私とても好きなの。別名雪中 花っていうのよ…..。」彼女が手術室に入る前に病室で 飾られた花を見ながら彼に言った言葉が頭をよぎった。 彼女は自分の困難な状態を知っていてそれに立ち向か おうとしているのだ。その彼女が彼に問いかけているの である。彼女にとって非常に重要な情報を教えてくれと彼 に頼んでいるのだ。彼は思った。俺が彼女に伝えなくてど うするのだ。彼女の真剣な願いに向かい合わなくてはなら ない。それがこの情けない男が彼女にできるせめてもの 償いではないか…….。彼は長男に言った。「なあ、母さん がどうしても知りたいっていうんだ。俺はちゃんと母さん に話すべきだと思う。」「親父……。」長男は驚いた顔で父親 を見た。
(次回につづく)
【2005/12/23 22:24】
雪中花 |
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