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開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。
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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
時計は5時を回っていた。妻が1時半に手術室に入って 3時間半が経っていた。彼は外科病棟の食堂で息子と一緒に 妻の手術が終わるのを待っていた。医者はお腹を開けても 何もできないで閉じてくる可能性もあるといっていた。手術 時間がかかっているということはそれなりの手術ができて いるのだろうと彼は考えていた。息子が声をかける。「親父。 大丈夫か?」「ああ、心配じゃないといったら嘘になるがな。 母さんのことだ。多分大丈夫だと思うし、いい結果になると 信じたいがな…..。」彼が息子に答えていると外科病棟の看護 師が彼らに声をかけた。「Yさん。奥様の手術が終了しました。 今、主治医の先生からお話があります。手術室まできてい ただけますか?」「わかりました。」彼は振り返って答えた。 手術室へ向かう間、彼らも看護師も無言であった。看護師 に促され、彼らは面談室に入った。そこには妻の主治医であ るnakano医師が手術着を来てまっていた。nakanoは言った。 「どうも今日はご苦労様でした。」彼は答えた。「こちらこそ。 先生お疲れ様でした。」nakanoは説明を始めた。「それで 手術の状況なのですが、おなかを開けますとやはり前の手術 の癒着と、腹膜播種もあって病変の部位の視野を確保するの に苦労しました。内臓や腸管が入っているおなかの空間を 腹腔といいまして、その内側を腹膜という薄い膜が裏打ち しているのですが、その背中側の腹膜、所謂、後腹膜にがっ ちりと食い込んだ播種から大きくなった腫瘤が小腸の一部 を巻き込んでおり、これが腸閉塞の原因となっていると考え られました。巻き込まれていた小腸と、狭くなっている部位 の下流で癒着で一塊になっている小腸をいっしょに腫瘍ごと 後腹膜を削り取る形で切除しました。」nakanoは面談室の 白板に水性マジックで図を描きながら説明した。「切除した 腸管の上流と下流の断端をつないでいます。とってきたも のがこちらです。」nakanoは切除したものを彼らにみせた。 血にまみれ、小腸と一緒に切除された腫瘤は火山の噴火口 を思い起こさせた。「狭窄をおこしていた部位は切除しま した。一応、手術の目的は達することができた手術とな ったと思います。ですが、おなかの中にはやはり播種が 全体に広がっていて、肝臓の転移も相当です。今回の 腸閉塞という問題は解決しましたが、病状が厳しいこと には変わりがないと思われます……。」
(次回につづく)
【2006/01/15 22:29】
雪中花 |
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