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開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。
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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
私は彼女の夫を面談室に呼び寄せると彼女の病状に ついて話を始めた。「どうもご苦労さまです。奥様の 病状についてなのですが…..。状況としてはあまりいい 状態とはいえない状況です。両方の胸水の排出量はへら ない状態ですし、肝臓の機能も日々悪化してきています。 病気の進行に関しては抑える手立てもなく、内科的な 治療で経過をみていますが……。」彼女の夫はつぶやくよう に言った。「そうですか…….。」「いずれにしても肝臓の 機能の低下が著しく黄疸も強くなってきていますので 状況としてはかなり厳しくなってきています。血圧と 尿量は維持されていますので、まだ少し時間はありとは 思いますが、多分ここ数日〜数週間の間での急変が十分 にありえる状態です。」彼女の夫はうつむきながら私の 話を黙ってきいていた。「痛み止めの薬をつかって痛み のコントロールはなんとかついていますのでこのまま 様子をみることになります。急変時のことなんですが ……。」「ええ。」「このような癌の末期の患者さんに関 しては急変時には蘇生処置、つまり人工呼吸器の装着 や心臓マッサージなどはおこなわないのですが…….。 それは患者さんに苦痛を与えるだけですので….。奥様 の場合もそれでよるしいでしょうか?」彼は静かに顔を 上げると私の顔を見つめた。「先生。おっしゃっている ことがよくわからないのですが……。」震えるような声 だった。「Yさん。奥様の状態が急変したときにどうす るかをお聞きしたいんです。私としてはこのような病状 の患者さんはあまり意味のない蘇生術を行うよりは自然 に経過をみさせていただいたほうがよいとおもうのです が………。」彼は少し黙り込んだ。重苦しい空気が面談室 を覆った。「先生。もう妻は充分がんばってくれたと思う。 苦しくないようにしてくれればそれでいいから……..。 なあ先生。やっぱり駄目なんだな……..。でもどうしよう もないんだよな……….。」私は少し間をおいて答えた。 「Yさん…..。申し訳ないんですが…….。本当になんと 申し上げてよいか……。」かれはうなずきながら言った。「わかっ てるよ先生。わかってる。先生もよくやってくれた。 でも来るのが遅すぎたんだよな…..。どうしようもない って前からわかっていたんだから……。本当に.....。 大変な状況で申し訳ないんだが、ともかく妻をよろしく お願いします........。」彼は震える声で搾り出すように そう私に言うと一礼をして面談室を退出した。
(次回につづく)
【2006/02/06 22:31】
雪中花 |
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