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開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。
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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
診察室に彼女は入って椅子に座った。医師は言った。「篠崎 さんですね。先週の超音波では胎児の心拍が確認されなかった ということですね。また超音波でみてみましょうか……。」彼女 は内診室に移されて再度、経膣エコーが行われた。何度かエコー の撮影の音が聞こえた。検査を終えて医師は看護師に言った。 「それでは患者さんを診察室に、家族の方も入ってもらってくだ さい。」「わかりました。」看護師は答えた。
待合室で悟はボーっと周りの人々を眺めていた。夫といっしょ に来ている妊婦もいて、多分医師から渡されたのだろう胎児の エコーの写真をみて楽しそうに話しているのをみるとなんとも 複雑な心境であった。他の人たちはおなかの子供が元気に育っ ているのを確認して出産を心待ちにしているのだろうな…..。そ れなのにうちは流産というのはなんとも…….。ここで待っている のはなんともやりきれない……..。そんな事をぼんやりと考えて いた。「篠崎さん。篠崎さんのご家族の方…….。」悟は看護師が そう呼んでいるのに気がついた。彼ははっとして立ち上がると 診察室に入った。彼を見て医師は言った。「篠崎さんの旦那さん でいらっしゃいますね。」「ええ。」「どうぞお座り下さい。奥様と おなかのお子さんの事についてお話させていただきますね。」 彼は妻の横に座った。「じつは先週診察したときの超音波で 胎児の心拍が確認されなかったんですが、やはり今日の検査 でも心拍は確認されませんでした。胎児の大きさも全く大きく なっていません。胎児は死んでいるものと考えられます。 多くの場合は胎児が体外に排出されるのですが、篠崎さんの 場合は胎児が死んだまま子宮に残ってしまっている状態です。 いわゆる稽留流産といわれる状態です。このまま置いておく わけにはいきませんから死んだ胎児を外に出さなくてはなり ません。掻爬術を行う必要があります。」彼は医師の説明を 半ば呆然と聞いていた。予想された結果ではあったがやはり 事が確定してしまったことにショックをうけていた。 「掻爬術は来週の火曜日に行いたいと思います。静脈からの 麻酔薬で軽く眠ってもらって行います。起こりうる合併症 としては……..。」詩織も悟も事の成り行きを理解しようと するので精一杯であった。ともかくおなかの子供は死んで しまっており、そのままになっているので取り出さなくては ならないということはわかっていた。医師が説明を終え 彼の顔を見て言った。「以上ですが…..。なにかお聞きになり たいことはありますか?」詩織が無言で悟の方を向いて 彼を見つめた。彼は静かに言った。「特にはないです….。 よろしくお願いします……。」
(次回につづく)
昨日は緊急手術あり、帰りが遅くなって更新できません でした。なかなか落ち着かない日々が続きます。
【2006/03/11 23:44】
春風 |
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