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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
「1時40分ころ痙攣発作があり、子癇による痙攣と考えマグネゾール 投与し痙攣が落ち着いたことからマグネゾールを持続投与としました。 4時すぎに呼吸状態が悪くなり挿管しています。」「そうですか。 いずれにしても帝王切開は必要そうですね。ただ、意識状態と 呼吸状態が非常に悪いのが気になりますが....。」「一応、CT撮影 も考えたのですが、一刻も早い転送が必要と考えて....。当院は 放射線技師が拘束にはなっているのですが当直しているわけでは なくすぐにCTとれるわけでもないので.....。人手がないところで 痙攣発作を起こしている分娩最中の妊婦のCTをとるとなると危険 性もありますし、すぐに転送先が見つかるかと思っていましたから......。 申し訳ありませんが.....。」N県の南部からわざわざ O府のS市まで転送しなくてはならなかった丸山の苦労は山田にも 想像がついた。山田は丸山を気遣って言った。「いずれにしても ご苦労様でした。あとはこちらで引き受けますので.....。」「 ありがとうございます。よろしくお願いします。」丸山は山田に 一礼をして処置室をでて救急車の方に向かった。
山田は里美の診察を始めた。この時点では自発呼吸はあったが、 声かけに応答せず、反応はほとんどなかった。瞳孔をみると散大 しており、対光反射もない。子癇発作だけにしてはちょっと変だ。 CTはとっておく必要がありそうだと山田は考えた。山田は当直 の放射線技師のところに電話をかけた。「もしもし、周産器科の 山田だけれど.....。」「はい。」「一人、頭部CTをとってもら いたい患者さんがいるんだ。すぐ撮影できるかな。」「今、一人 骨折の患者さんの撮影をしていますのでその後なら大丈夫だと 思います。」「わかった今、CTのオーダー、オーダリングシステム で送るから撮影お願いします。」「わかりました。」技師の返事を 確認し山田は電話を切った.....。34歳の若い女性が何の基礎疾患 もなく頭になにか起こすことなんてあるんだろうか?子癇発作で DIC状態なら脳出血をおこす可能性はあるか....?くも膜下出血な ら若い人でも可能性があるのだろうか....?子癇発作の痙攣状態が 続いているだけと考えても説明がつくのかもしれないが.....。 脳幹レベルでの反射がなくなるのはやはりひっかかる.....。山田 も少し半信半疑ではあったが、一応頭になにか起こっていないか 確認して帝王切開にしたほうがいいだろう。様々な入院書類と 手続きをこなしながら山田はそう考えていた。
(次回につづく)
【2006/12/28 23:52】
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