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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。

(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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百合の花(5)
 昨日も帰りが遅くなって更新しそこないました。今週と来週は手術
が立て込んでいて結構大変です...。時々更新が落ちるかもしれませ
んが引き続きよろしくお願いします。

 手術の日がやってきた。朝、彼の病室にいくと彼のご両親と弟さん
と彼女と彼女のご両親がいらしていた。私は「お早うございます。今日
は宜しくお願いします。昨日は眠れましたか?」と彼に尋ねた。彼は
「あまり眠れませんでしたけど大丈夫です。」と返事をしたあと彼女を
紹介した。「彼女が婚約者のK子です。こちらが僕を担当してくれて
いるnakano先生。」彼女は頭をさげた。「初めまして、今日は宜しく
お願いします。彼ったら入院後も余計な心配するな。病院にはくるな
っていって病気のこと詳しく教えようとしないで、突然、手術しなく
ちゃならないのでっていうんですから...。式もせまってるっていう
のに...。さすがに今日の手術はつき合わせていただくことにして
もらったので....。」彼は言った。「まあそういうことで...。先生
今日はおまかせしますので宜しくお願いします。」「わかりました。」
 私は一礼して部屋を去った。

 予定通りの入室時間に入室となり手術が始まった。開腹して腹腔内
を検索する。肝転移、腹膜播種はなく腫瘍は術前の判断どおり上行結
腸に存在していた。予定どおりに右半結腸切除術を行う。しっかり
3群郭清を行った。腫瘍の周囲には腫れたリンパ節があり1群のリンパ
節には転移がありそうであった。トラブルなく手術を終える。
 充分に根治性がある手術はできたと思われたが、腫瘍周囲のリンパ
節が腫脹していたのがいやだった。1群のリンパ節に転移があるとする
とstageⅢaとなる。年齢から言っても術後の化学療法は行うべきで
あろうが....。術後の説明は相手のご家族もいるので少し気をつか
わなければならないだろう。だが事実は伝えなくてはならない。
 再発の可能性に注意しながら抗癌剤の治療をおこなわなくては
ならないようであること、今後5年間、再発の可能性について考え
なくてはならないことをご家族と相手の家族の人々がどう考えるか
を思うと少し気が重たかった。

(次回につづく)

 
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【2005/07/27 22:37】 百合の花 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
またまた状況の違う患者さんにどのようなドラマがあるのか、楽しみです。願わくば幸せな結末を、と思いますが、いつものように心に残るエピソードを期待します。
いつもにまして先生はお忙しそうですが、どうぞ無理されませんように。
【2005/07/28 22:36】 URL | mariko #-[ 編集]
 marikoさんコメント有難うございました。

 よくドラマや漫画に描かれるように病気はなんでも治すことができるならどんなに楽なことだろうと思います。実際には医者が治せる病気というのは限られており、やれることも実はそんなに大したことではありません。だからこそ多くの患者さんが自分の病気に悩み苦しんでいるわけです。悩んでいる患者さんの数だけ医者も同様に悩んでいる(患者さんご本人の苦悩に比べれば雲泥の差ではありますが...。)というのが現実です。患者さん同様に医療者も幸福な結末に導きたいと考え、限られた選択肢のなかで患者さんにとってなにが一番いいことなのかと悩みながら決断を下しています。その行き着く先はどのようなものかは患者さんの考え方や自分の病気に対する態度で大きく変わっていくような気がします....。

 この物語の登場人物たちがどのように考え決断をくだしていくのか....。そしてどうような結末となるのかどうか楽しみにしてください。

 コメント有難うございました。引き続き宜しくお願いいたします。
【2005/07/29 00:21】 URL | nakano #-[ 編集]
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