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(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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約束(9)
 「nakano。お疲れ様。それでどうだったんだ?」彼は不安そう
な表情を浮かべながら問いかけてきた。
 「うん。大体予想通りだったよ。腫瘍は胃の後ろの壁を食い
破って横行結腸という大腸の一部に血液を送っている血管が
入っている腸間膜という膜と膵臓の被膜に食いついていたの
でこれらを削り取る形で腫瘍を切除させてもらった。リンパ節
も結構はれていたし、腫瘍をとってくるので精一杯という感じ
だったよ。でもなんとか腫瘍はとれて、残った胃と小腸をつな
げて予定通りに再建してきたけどね。なんとか腫瘍がとれて、
食事が通る通路はつくってこれたので食事は食べられるよう
にはなってくれるとは思っているけれど....。でも肝臓や
リンパ節にかなりの癌が残っている状態だから厳しいことに
は変わりないと思うよ。抗癌剤を使ってどれだけ効果が見込
めるかだけれども....。でもまずは手術から回復してもらわ
ないといけないね....。」「そうか...。」彼は静かにうなず
いた。「それでこれがとった物なんだけどね。」私は切除標本
を彼に見せた。そこには切除された切開された胃の粘膜に
火山の噴火口を思わせる姿の大きな腫瘍が認められた。彼
はうっと唸り声をあげた。「これが腫瘍だね。このとおり
一部が壁を越えて胃の後ろの組織まで浸潤してきていたんだ。」
「かなり大きいな....。」「そうだね。お母さんの胃の出口を
完全に塞ぎかかっていたから....。」二人の間に沈黙が流れた。
 かつての同級生にすこしでも気が休まるような言葉をかけた
かった。大丈夫、これで治りますといってあげられればどんな
に気が楽なことだろうか....。
 「まずはなんとか手術を乗り切ってもらって、回復したところ
で説明するから....。今日はSもお疲れさん。今日で終わりじゃ
ないからね。まだまだ長丁場だから...。Sもしっかりしないと
かえってお袋さんに心配かけると思うし、僕もやれることは精
一杯させてもらうから...。」私は彼に言った。彼は答えた。「有
難う。今後ともよろしく頼むよ....。」一礼して彼は席を立った。

(次回につづく)

 昨日は緊急手術で呼び出されてそのまま帰れず、更新できなく
なってしましました。今日は大きな手術は無かったので早めに
帰れました。久々に起きている娘に会うことができました。
 年のせいか疲れがとれなくなってきた気がします。一時より
手術の混み具合が緩和されてきているので今週の後半と来週は
少しからだが楽になりそうです。今後とも突発的に更新できない
日もあるかもしれませんが宜しくお願いします。
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【2005/08/31 21:56】 約束 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
季節の変わり目ですから、先生も体調を崩されませんように。
この患者さん、もう少し早いうちに受診することはできなかったのだろうかと、残念です。
生活のために必死に生きてこられて、辛抱かったのが、裏目に出てしまったのでしょうね。
【2005/08/31 22:22】 URL | 月うさぎ #-[ 編集]
月うさぎさんコメント有難うございました。

>生活のために必死に生きてこられて、辛抱かったのが、裏目に出てしまったのでしょうね。

 そう思います。なかなか生活が大変な時って体のこと後回しになること多いのかもしれません。検診で早期に見つかって完治する人も多いのですが、結構育ててしまってからどうしようもなくてやってこられる方もいらっしゃいます。

>季節の変わり目ですから、先生も体調を崩されませんように。

 有難うございます。気をつけながボチボチやっていきたいと思います。

 重ねて月うさぎさんコメント有難うございました。



 
【2005/09/01 23:09】 URL | nakano #-[ 編集]
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藪医者の独り言


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