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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。

(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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雪中花(23)
 その日の午後、その病院の救急当番であったTは病棟業務
をこなしているときに救急外来の看護師から連絡をうけた。
 「救急隊から連絡で60代の女性で意識を消失して倒れた
ということで運ばれてきます。特に既往はなく当院は初診の
ようです。救急車の中では応答しているとのことです。10分
位でこちらに到着するようです。」「わかりました。到着したら
また連絡ください。」Tが病棟業務を切り上げる算段をしてい
ると到着の連絡が入った。救急外来に向かう。救急外来に入る
と救急隊員がTに報告してきた。「患者さんはYさん。64歳女性。
会議中に意識を失って倒れたということで救急要請をうけました。
 現場到着時は応答はしますが自分では動けない状態でした。
 車内での血圧は84/32 脈拍112 血中酸素飽和度は80%後半で
したので4リットルの酸素を流して98%でした。」「わかりま
した。」Tは救急隊員に応答すると彼女に話しかけた。「Yさん
わかりますか?」彼女は少しボーッとしていたが誰かに話しか
けられていることはわかった。「わかります。」「倒れたときの
状況をわかる範囲で教えてくれませんか?」「…………。」Tは
本人から病歴を聞ける状況ではなさそうなのをみて救急隊員に
言った。「倒れたときに居合わせた方は?家族の方は連絡とれて
いるのかしら?」「会議に居合わせた会社の人は付き添ってきて
います。旦那さんにも連絡をとりました。こちらにくるには1時
間くらいかかるということです。」「わかりました。」Tは胸腹部
の診察を行い、大きな異常がないのを確認した。四肢麻痺はない
ので脳梗塞ではなさそうだ。眼瞼結膜は真っ白で貧血はありそう
だった。Tは言った。「点滴をソリタT1で始めて、採血と血液
ガスをとります。採血の項目は血算と生化学の救急のセットで
あと心電図と胸のレントゲンをとってください。点滴のラインを
入れたら血糖チェックしといて。」Tは看護師にとりあえずの指示
をだすと社員として付き添ってきたHを呼び入れた。Tは言った。
「どうもご苦労さまです。Yさんが倒れた状況について説明を
していただきたいんですがよろしいですか?」Hは答えた。「はい。
会議中だったんですが、椅子にすわっている状態で前に倒れこむ
形で机につっぷしてしまって….。そのまま動けなくなってしまった
ようです。ソファーに皆で移して休ませたんですが応答もしっかり
しない状態だったので救急車をお願いしました。」「以前からなにか
病気をしていたとか、普段、内服されている薬とかあるかわかり
ますか?」「それはちょっとわからないです。多分ないと思いますが。」
「ここのところ調子が悪そうな感じはありましたか?」「ここ数日は
少しだるくって調子がわるそうなことは言ってました。たしかにここ
のところ多忙ではあったと思いますので………。でも会議前は
普通でしたけど……。」「わかりました。検査させていただいて今回
のことの原因を検索したいと思います。でも今の状態だと入院して
もらわないといけないかもしれませんよ。」「そうですか…..。」「とり
あえずご家族の方がつくまでは付き添っていただいてよろしいです
か?」「それは大丈夫です。」Hは答えた。

(次回につづく)
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【2005/11/27 21:41】 雪中花 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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藪医者の独り言


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