Hit数5000超えました。皆様に感謝の気持ちをこめて記念にフラッシュ作成してみました。 →
こちら
Hit数10000超えました。皆様に感謝の気持ちをこめて記念にフラッシュ作成してみました。 →こちら
開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。 →こちら

誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。

(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
雪中花(82)
 その日の昼頃、外来がもうすぐ終わりそうな時
だった。「そうですねCTの結果では大きな異常は
ありませんでした。概ねここまではいい経過だと思
います。」外来の患者さんに検査の結果を話してい
るときに病棟から私の院内PHSに電話がかかって
きた。私は患者さんに「すいません。」といって
PHSのスイッチを入れた。「もしもし、忙しいところ
すいません。外科病棟のNです。Yさんなんですけ
ど血圧が測れなくなっていて、心拍数も40台まで
下がってきています。こちらにこれますか?」私は
外来の患者さんの表情を伺いながら答えた。「わか
りました。手があいたらすぐ上に上がるから。」
「よろしくお願いします。」私はPHSのスイッチを
切った後、「すいません。それでは続きですが…。」
と説明をつづけた。この患者さんの診察を終えたの
ち、私は外来を一旦止めて病棟に向かった。病室に
つくと私は病室のドアをノックして部屋に入った。
 彼女の病室には、ご家族、親戚の方を含めて10人
前後の人々が彼女の様子をうかがっていた。
 「失礼いたします。」私はそういうと彼女のベット
の脇に向かい、診察を行った。呼吸はすでに停止し
そうな状態であり、脈拍は頚動脈でもふれなくなって
いた。モニタの波形が今にも止まりそうなかすかな
心臓の電気信号をかろうじてとらえている状態で
あった。彼女の夫が言った。「どうですか、先生。」
私は彼の目を見て静かに言った。「すでに脈拍もふれ
ない状態になってきています。呼吸もあやしい状態
ですね…….。」「そうですか…….。」彼は呟く様に
答えた。誰の目にもその時が間近に迫っていることは
明白な状態であった。

(次回につづく)
スポンサーサイト
【2006/02/19 18:33】 雪中花 | トラックバック(0) | コメント(2) |
<<雪中花(83) | ホーム | 雪中花(81)>>
コメント
もう『呼吸はすでに停止しそうな状態であり、脈拍は頚動脈でもふれなくなっていた。』の状態まで来てしまったのですね。
これまでに何人かの親戚・知人・病友を見送るたびに
「これでよかったの? 納得できたの?」と、陰からそっとつぶやいてきました。
そしていつも、いまひとつ割り切れない気持ちが心に残ります。

100000Hit超え、おめでとうございます! 体調崩されたようですが、どうかお体ご自愛ください。
【2006/02/20 14:09】 URL | ふじくろ #-[ 編集]
ふじくろさんコメント有難うございました。

>これまでに何人かの親戚・知人・病友を見送るたびに
「これでよかったの? 納得できたの?」と、陰からそっとつぶやいてきました。
そしていつも、いまひとつ割り切れない気持ちが心に残ります。

 人の死とは不条理なもので本人の意思と関係なく訪れてしまいます。亡くなられる方の思いは慮ることは難しいですが、だれもがそれなりに納得して安らかに最後の時を迎えられることを願いってやみません。特に私の扱う科はどうしても度重なる闘病の末に最後を迎えられる方が多いので.....。振り返って自分もいつ突発的に死を迎えてしまうかもしれないわけで、悔いのないように今を本当に大切に生きていきたいと思います。日常の雑事に追われてしまっているのが現実ですが......。

 他の人の死にそのような問いかけをするふじくろさんは心の優しい方だと思います。その様な方に側にいてもらえた友人の方は幸せだったと思いますよ。

 貴重なコメントありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
【2006/02/21 00:05】 URL | nakano #-[ 編集]
コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://nakano2005.blog5.fc2.com/tb.php/272-e66139ef
藪医者の独り言


ここに記載されたエピソードは著者の体験をもとに構成したフィクションです。 このページはリンクフリーです。気に入ったら適当にリンクを貼っていただいて結構です。


CALENDER
06 | 2017/07 | 08
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
掲示板(気軽に書き込みお願いします)
RECENT ENTRIES
  • 芝桜の咲く丘(23)(05/25)
  • 芝桜の咲く丘(22)(05/20)
  • 芝桜の咲く丘(21)(05/18)
  • 芝桜の咲く丘(20)(05/15)
  • 芝桜の咲く丘(19)(05/11)
  • RECENT COMMENTS
  • nakano(05/03)
  • (04/30)
  • nakano(04/13)
  • (04/13)
  • KITA(02/01)
  • nakano(05/31)
  • タマ(05/28)
  • RECENT TRACKBACKS
  • 健康、病気なし、医者いらず:医師の秘密漏示(05/03)
  • 健康食品の栄養事典:プロタミンとは(02/22)
  • 医薬品のマメ知識:フルオロウラシルのマメ知識(02/20)
  • 体が元気になるならない物質:プロタミン-体が元気になるならない物質(02/17)
  • オヤジの世界:雪中花(01/04)
  • ARCHIVES
  • 2009年05月 (10)
  • 2009年04月 (13)
  • 2008年11月 (1)
  • 2008年09月 (1)
  • 2008年08月 (1)
  • 2007年07月 (6)
  • 2007年06月 (14)
  • 2007年05月 (18)
  • 2007年04月 (20)
  • 2007年03月 (19)
  • 2007年02月 (17)
  • 2007年01月 (22)
  • 2006年12月 (18)
  • 2006年11月 (14)
  • 2006年10月 (16)
  • 2006年09月 (15)
  • 2006年08月 (16)
  • 2006年07月 (13)
  • 2006年06月 (18)
  • 2006年05月 (19)
  • 2006年04月 (19)
  • 2006年03月 (21)
  • 2006年02月 (19)
  • 2006年01月 (22)
  • 2005年12月 (22)
  • 2005年11月 (24)
  • 2005年10月 (23)
  • 2005年09月 (22)
  • 2005年08月 (17)
  • 2005年07月 (22)
  • 2005年06月 (22)
  • 2005年05月 (24)
  • 2005年04月 (25)
  • 2005年03月 (26)
  • 2005年02月 (9)
  • CATEGORY
  • 春風 (152)
  • 誤報 (135)
  • 管理人雑感 (11)
  • 帰れない老人達 (3)
  • 医者という仕事 (2)
  • 不条理な結末 (7)
  • ブランド病院を求めて (6)
  • 澄んだ青空 (5)
  • 3月の木漏れ日の中で (6)
  • 雨上がりの虹 (10)
  • 桜 (6)
  • 嘘 (14)
  • 花菖蒲 (25)
  • つかめない藁 (34)
  • 百合の花 (15)
  • 約束 (52)
  • 雪中花 (84)
  • 未分類 (1)
  • 芝桜の咲く丘 (20)
  • LINKS
  • ホームページ情報配信メールマガジン「INTERNET SEEK」
  • プログ リンク&人気ランキング
  • 人気blogランキング
  • SEARCH

    PROFILE
    nakano
  • Author:nakano
  • FC2ブログへようこそ!
  • RSS
  • 上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。