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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
【2008/08/20 12:04】
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私は再びご家族を面談室に入れてお話することにした。 ともかく内視鏡での止血術自体はなんとかできたのである しご家族を安心させてあげる必要があった。面談室に改めて ご家族を呼び入れる。3人は緊張した面持ちで面談室に入って きた。私は言った。「まずはおかけください。」3人は軽く 会釈すると椅子に座った。私は内視鏡の写真をテーブルに出し て言った。「まず先ほどまで出てきていた出血の場所はここ になります。」私は写真を指し示しながら説明した。「胃の 上の方に潰瘍が散在していまして、そのうちの1つの潰瘍の 血管が切れてこのように出血していました。この部分が今回 の主な出血源であったといえます。この部分の止血自体はな んとか内視鏡でできました。これで今までのような大量の 出血はとまったと考えていいでしょう。」3人から少し安堵 の溜息が漏れた。「クリップで止血を行い、止血剤のトロ ンビンを撒いてきています。止血自体はうまくいったといえ ると思います。ですが、他にも潰瘍があり、他の部分での 再出血の可能性もあります。今のところ胃の潰瘍の薬と 止血剤にて治療をしていますが......。もし再出血を起こす ようだとかなり状況としては厳しいと考えられるでしょう。」 敏子は言った。「でも内視鏡での止血はうまくいったん ですよね? 大丈夫なんですよね?」「いや、お母さんそれ はなんとも.....。」「大丈夫だと言ってください!」敏子は 泣き崩れるように言った。「おい、ちょっと落ち着け。先生 にそんなこといったってどうしようもないだろう。」「だ ってあなた.....。」「まあお母さん。いずれにしても今の 状態自体がかなりきびしいんです。今の治療を継続していて も他の部位から同様の出血が起こっても全然おかしくない 状態なんです。それに問題なのは.....。」「問題って、他 になにがあるというんですか?」敏子が問い詰める。「今の 潰瘍に対しての治療の間は肺梗塞の治療を中止しておかなく てはならないのです。また血栓が飛んで肺梗塞を再発する 可能性があります。しかしながら今の状況でヘパリンを再開 すれば致命的な再出血が起こる可能性があります。ですから 潰瘍が一旦出血が大丈夫と考えられる状況になるまで抗凝固 療法はできないということになります。」「もしまた肺梗塞 が起こったらどうなるんですか?」司郎が私の顔を見ながら 言った。「その梗塞の大きさによりますが.....。大きい 梗塞が起こった場合は.....。」私は少し息をついて言った。 「突然死のように心肺停止が突発的に起こる可能性があり ます........。」詩織はそれを聞いて息を呑んだ。面談室は 重苦しい空気の中、一瞬の静寂につつまれた。
(次回につづく)
【2006/09/30 23:46】
春風 |
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