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(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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春風(127)
悟の病状は厳しかったが内視鏡をおこなったあとは悪いながら
状態は落ち着いていた。しかしながら急変は充分におこりうる状
態になった。それを確認してから私は今日の手術のやりかけてい
た手術標本の整理に戻った。すでに手術室の電気は消えていた。
 私は当直事務に手術室の鍵を借りて手術室に入り、やりかけて
いた標本整理にかかった。標本整理を終え、手術記録を書きおわ
ったときには午前2時をまわっていた。少しふらふらの体で医局
に向かう。家に帰って、戻ってくる通勤時間がもったいなかった。
 すでに2日家に帰っていない。下着も替えていない状態である。
 晩ご飯も食べそびれた.....。だが明日はまた通常勤務だ。小
さい手術も入っている。しかも当直日。下着は丸3日間替えられ
ないことは確定していた。だがもうそんなことはどうでも良か
った。激しい睡魔で意識が飛んでしまいそうだった。ともかく
横にならないと.....。5分、10分でも長く.....。夜間になにか
あって病棟に呼び出されたら出てくる時間がもったいないし..
..。私はその様なことを考えながら医局のソファーに横になった。
視界がぐるぐる回る感覚におそわれる。知らぬ間に私は眠りに
入っていた。

 目を覚ましたのは7時少し前だった。起きたときに一瞬自分が
どこにいるかわからなかった。「そうだ.....、昨日は篠崎さん
が急変して病院に泊まったんだった.....。」少しして私は状況
を把握した。体が重い....。もしかして呼び出されたの気がつか
なかったってことないよな。私は院内PHSの着信履歴を確認して
呼び出しがこの間なかったのを確認してほっと息をついた。今日
は8時から来週の手術の術前カンファレンスがある日だった。その
まま午前中は外来に出て、午後から手術なので病棟にいけるのは
8時までの間だ。それまでに病棟の患者さんの状態を確認しに回診
にまわらなくてはならない。まずは篠崎さんと、昨日の手術患者
さんをいの一番に見に行かなくては......。わたしは飛び起きる
と急いで身支度を整え、ICU病棟に向かった。

(次回につづく)
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【2006/10/02 22:53】 春風 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
お疲れ様です。お忙しいのは頭ではわかったつもりになっていても、この流れの中で書かれたものを読むと、その切迫した感じがさらによくわかります。
これが年に数度などではなく、日常的にあるのではお医者さんは疲れきってしまいますよね…。
先生もこんな中でブログまで書いていて、すごいなぁと思いますが、(しかも下のほうには学会の準備まであるって書いてありましたね)くれぐれもご自身のお体にも気を使ってあげてくださいね。
【2006/10/02 23:54】 URL | punipunipyonpyon #-[ 編集]
punipunipyonpyonさんコメント有難うございました。

>これが年に数度などではなく、日常的にあるのではお医者さんは疲れきってしまいますよね…。

 そうですね。病院にもよりますが勤務医の先生は重症の患者さんがいると病院に泊り込むことになることも多いのが現状です。それと別に日常の外来や検査、手術などのデューディーワークもこなさなくてはならないのが厳しいところです。緊急事態で残業や臨時当直しても、次の日に代休がとれるわけではなく次の日の仕事も通常通りこなさなくてはならないというのが現実です。現場はなにせ人が、医者が足らないというのが本当のところですね.....。平成18年の診療報酬改定でますます医療費が削られたので一線の現場の状況はもっときびしくなるでしょう。病院もつぶれていくでしょうし、一線の現場で働こうという医師も減っていくことでしょう。自由診療の美容外科で年間数億を稼ぐ医者がいる一方でまじめに保険診療でやっている医師が時給換算でマクドナルドのアルバイトにみたない給与でこき使われ、なにかあれば一生かけてもはらえないほどの賠償金をふっかけられる状況ではまじめにやるのが馬鹿らしいと若い医師たちが考えるのは仕方のないことなのかもしれません。どんな医療事故も基本的にはよかれと思ってやったことが裏目にでてしまったり、根本的に人手が足らない現場で起こってきたことで悪意があってやったものではないことははっきりしているのですから。だれしも同じことが自分にもおこりうると感じながら仕事をしてるのが現状です。手術中に緊急入院の相談の電話がかかってきたり、内視鏡検査をしている最中に病棟の急変の相談の電話がかかってきたり、外来の最中に病棟の患者さんの件で電話がかかってくるなど日常茶飯事の現場ですべてとどこおりなく誤った判断をくだすことなくこなせる自信は私にはありません。検診医や老健施設の医師、保険会社の社医をやったほうがよっぽと楽にそこそこの収入を得て訴訟のリスクもなく、自分の時間もとれるのですから。一生懸命やればやるほど危険が高まるような状態なのが今の現場なのです。かけるべきお金をかけ、人も投入しなくては医療は崩壊していくでしょうし、実際あちこちで医療難民、出産難民が出現しています。しかしながら状態は一層悪くなるだろうというのが現場にいる医師の率直な印象です。

 だらだらととりとめのないこと書いてしまいましたが今の(まじめに病院で医療をやっている)医師の周りの状況は逼迫しているというのが本当のところです.....。私は2人の子供がいますが今の状況では医者だけにはなってほしくないと考えています。このような状況がつづくことは患者さんにとっても不幸なことではあるのですが...。

punipunipyonpyonさんコメント有難うございました。引き続きよろしくお願いいたします。

【2006/10/04 23:50】 URL | nakano #-[ 編集]
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