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開設2年目になりました。これを機会に今の産科の危機に関してのフラッシュ作成しました。
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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
私はあわてて悟の病室に向かった。ドアをノックして病室 に入ると病室内にいたご家族の目がすべてこちらを向いた。 私は軽く会釈すると病室に入った。ご家族がベットの脇から はなれ私が入るスペースをつくった。私はゆっくりと悟のベット の傍に向かった。心電図のモニターのQRS波はのびてきており、 いまにも波形は消失しそうであった。詩織が言った。「どんな 感じでしょうか?」「そうですね.....。血圧もでないですし 心拍数も落ちてきていますので......。時間の問題だと思い ます.....。」「そうですか.....。」詩織は少しため息をつく とつぶやくように言った。実際もう数分か数十分で心停止に なるだろう.....。ベットサイドからはしばらく離れられない だろう....。私はそう思いながら悟の傍に立っていた。だれも が無言だった。やがてアラーム音がなり、モニターが心拍が 完全に停止したことを示した。あちこちからうめき声に似た 嗚咽がもれる。私は2,3分様子をみて心拍が再開しないのを 確認して聴診器を胸にあて、瞳孔の散大を確認した。頚部の 脈拍をふれないのを確認してから時計で時刻を確認した。 「よくがんばられましたが4月○日午後11時52分死亡確認と させていただきます。本当にお疲れ様でした。」私は静かに そういうと深々と頭を下げた。「全く、親より先に逝ってしま うなんて、この親不孝ものが!」司郎がうめくように言った。 司郎の頬には大粒の涙がこぼれていた。「色々ご迷惑をかけ ました。本当に有難うございました。」詩織はそう言って 頭を下げた。「しばらくお別れの時間がいるでしょう。 我々外にでていますので処置させていただいてよろしく なりましたら声をかけてください。」私はそういうと頭を 下げて病室を出た。後にした病室からは「悟.....。どうし て.....。」という叫び声に似た敏子の声が漏れてきた。 重い足取りでナースステーションに向かい、死亡診断書を 取り出して記入を始めているとPHSが鳴った。「先生、今 よろしいですか....。」「うん、今患者さんを看取ったと ころだから、もう少しすればいけると思うけど....。」 「これから救急車がきます。嘔吐と腹痛の方です。」「そう。 あとどれくらいで来ますかね?」「△△町からですから 多分20分くらいだと思います。」「わかりました。到着した らすぐ連絡ください。」私はそういうと溜息をついて電話 を切った。
(次回につづく)
【2006/10/29 16:55】
春風 |
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