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(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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誤報(16)
 どうもしばらくブログ更新をお休みして申し訳ありません
でした。風邪をひいて、仕事をこなすのが精一杯でブログ更新
の元気がでなかったので....。また頑張ります。

 それはそれとしてついに大淀病院が産科を閉鎖してしまいま
した。
奈良・大淀病院、分娩対応中止へ 県南部のお産の場消える
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200612220048.html

妊婦転院死の奈良・大淀病院産婦人科、来春から休診
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061222i407.htm?from=main4

奈良南部の病院、産科ゼロ 妊婦死亡、町立大淀も休診へ
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/061222/
wdi061222004.htm

 奈良の南部での産科は全滅してしまいました......。
 産婦人科学会が声明をだしているようにこの先生に落ち度は全く
なかったと私は考えていますが...。

****** 朝日新聞、2006年10月19日

産婦人科医会「主治医にミスなし」 奈良・妊婦死亡

 奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、分娩(ぶんべん)中に重体となった妊婦(当時32)が県内外の19病院に搬送を断られ、出産後に死亡した問題について、同県医師会の産婦人科医会(約150人)は19日、同県橿原市内で臨時理事会を開き、「主治医の判断や処置にミスはなかった」と結論づけた。

 妊婦は脳内出血を起こし、意識不明となったが、主治医らは妊娠中毒症の妊婦が分娩中にけいれんを起こす「子癇(しかん)」と診断し、CT(コンピューター断層撮影)検査をしなかったとされる。

 理事会後、記者会見した同医会の平野貞治会長は「失神とけいれんは、子癇でも脳内出血でも起こる症状で、見分けるのは困難。妊婦の最高血圧が高かったこともあり、子癇と考えるのが普通だ」と説明。「CTを撮らなかったのは妊婦の搬送を優先したためで、出席した理事らは『自分も同じ診断をする』と話している」とも述べた。

 県警が業務上過失致死容疑で捜査を始めた点については、「このようなケースで警察に呼ばれるのなら、重症の妊婦の引き受け手がなくなってしまう」と懸念を示した。

(朝日新聞、2006年10月19日)

興味本位に報道を行ったマスコミの一番の被害者は奈良県南部の妊婦
の方々でしょう.....。


 午前4時半、里美の呼吸状態が悪くなり下顎呼吸となる。傍にいた
竹内は言った。「呼吸停止しそうだ.....。気管内挿管しよう。丸山
先生に連絡してください。」広川はそれを聞いて丸山に連絡する。
「丸山先生、高橋さん、呼吸状態がかなり悪くて...。挿管が必要
そうなんです。こちらにこれますか?」広川は電話を切っていった。
「竹内先生、丸山先生すぐこちらにこられるそうです。」
「先生、里美は大丈夫ですか?」大輔が竹内に懇願するように聞い
た。「なんとか全力はつくしますので....。」竹内は答えた。
 丸山が病室にやってくる。「竹内先生、申し訳ない。」丸山は
竹内に声をかけた。「先生、呼吸状態が悪くなって...。挿管が
必要です。ご家族の方に説明していただいてよろしいですか?」
 アンビューバックで里美の呼吸を補助しながら竹内は言った。
 「わかった。申し訳ないが、先生少し頼むよ。」丸山はそういう
と大輔に声をかけた。「高橋さん。奥様、呼吸の状態が悪くなって
いて自分で呼吸できない状態になっているんです。気管といって
空気を肺に送る管があるのですが、そこに呼吸を助ける管を入れ
させていただきたいんです。」大輔は言った。「そんな....。
もしそれをしないとどうなるんですか?」「呼吸が自分ででき
ない状態ですから窒息死してしまいます.......。」大輔はそれ
を聞いて目を見開いた。いったいこの医者は何を言っているんだ
.......。大輔は呆然としていた。今起こっていることは現実
なのか.....?大輔は少し黙り込んだ後言った。「わかりました。
よろしくお願いします。里美を、お腹の子供を助けてください..
.....。」大輔は目に涙を浮かべながら言った。

(次回につづく)
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【2006/12/23 16:12】 誤報 | トラックバック(0) | コメント(3) |
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コメント
結局、一番困るのは奈良県の南に住む、妊婦さんなんですけどね。
原因はマスコミの誤報なんですが。
その事に関しては、触れないんですね、マスコミは。
【2006/12/24 22:11】 URL | Dr. I #sSHoJftA[ 編集]
 結局、当時の主治医には落ち度はなかったようですね....。霞ヶ関の官僚の方のブログでも触れられていましたが....。

ttp://bewaad.com/20061223.html

しかるに、本件は医療ミスだったとの報道は、webmasterが関連情報を見る限りは間違いだったと言ってよいと思います。大淀病院の産科医をはじめとする関係者は、当時の切迫した状況・限られたリソースの中で、ほぼベストといえる対応をしたと評価できますし、それでもなお死が避けられなかったからといって責任が追及されるようでは、誰もがしり込みして当然です。

そのような報道を行い今回の残念な結果をもたらした毎日新聞こそ、その責任をとことんまで追及されるべきでしょう。速やかに自らの誤報を認めた上で謝罪を行い、新しい産科医の人件費を丸抱えしてでも大淀病院での産科診療継続を図るべきです。今後奈良県南部において妊産婦に何らかの問題がおき、大淀病院に産科があればなんとかなったのに、ということがあった場合、そうした事態を招いた原因の過半は毎日新聞の報道に帰せられるのですから。

 このような真っ当な意見が個人レベルでなく、国のレベルでなされるのならいいのですが.....。

nakano先生の引き続きの御健闘をお祈りしております。お体など壊されないように....。
【2006/12/24 23:23】 URL | Matu #-[ 編集]
 Dr.Iさん、Matuさんコメント有難うございました。

 基本的に今回の事例は純粋に病死だったんだと私は考えています。多分、他の大病院でも決して助けることができなかった患者さんだったと思います。妊娠分娩中の脳出血、しかも数時間で瞳孔散大して呼吸が停止し、気管内挿管しなくてはならない脳ヘルニアを急激に起こしたであろう脳出血だったのです。もし、命が助かったとしても植物状態は間違いなかった。その状態で赤ちゃんが元気に生まれたのは大淀病院と国立循環器センターの医師たちの全身管理がよかったからに相違ありません。あの状況のなかで子供の命が助かっただけでも大変なことなのだということをが前提だと思います。大淀病院の先生は20年以上、地域医療のために尽くし、59歳という高齢でありながら週3回の当直を黙々とこなし年間150例の分娩をこなしていたと聞いています。もし本当に毎日新聞の奈良支局の記者が子癇と脳出血に関して医学生のせめて3分の1でも勉強していればそのことに気づいたはずだと思います。しかしながらその第一報は意識のなくなった患者を6時間半放置(実際は治療しながら転送先を必死にさがしていた。)といかにもスキャンダラスな記事だったのです。そして、実際は放置していたわけではないということがはっきりしてくるとその訂正をするわけでもなく、18病院たらいまわしという記事となります。(実際は受け入れできるかの問い合わせで断られていた。受け入れる側も受け入れられる体制がない中で受け入れて患者さんを死亡させるわけにいかない。患者家族のいうように廊下でもいいからともかくうけいれるようなことをして、処置ができなかったら困ってしまう。もしこれがたらいまわしなら、旅館の予約がいっぱいで15件あたったけどだめだったのもたらいまわし?)あきらかに誤った日本語の使い方です。意図的に衝撃的にしたといわれておかしくないと思います。新聞は売れればいいでしょう。スクープを報じて(実際は民主党の捏造メールに匹敵する誤報と私は思っていますが)記者は満足し、支局長は自慢げにインターネット上で手柄を自我自賛しました。

支局長からの手紙:遺族と医師の間で /奈良
 今年8月、大淀町立大淀病院に入院した五條市の高崎実香さん(32)が容体急変後、搬送先探しに手間取り大阪府内の転送先で男児を出産後、脳内出血のため亡くなりました。
 結果的には本紙のスクープになったのですが、第一報の原稿を本社に放した後、背筋を伸ばされるような思いに駆られました。
「もし遺族に会えてなかったら……」
 というのは、今回の一件はほとんど手掛かりがないところから取材を始め、かなり時間を費やして事のあらましをどうにかつかみました。当然ながら関係した病院のガードは固く、医師の口は重い。何度足を運んでもミスや責任を認めるコメントは取れませんでした。なにより肝心の遺族の氏名や所在が分からない。
「これ以上は無理」
「必要最低限の要素で、書こうか」
 本社デスクと一時はそう考えました。
 そこへ基礎取材を続けていた記者から「遺族が判明しました」の連絡。記者が取材の趣旨を説明に向かうと、それまでいくら調べても出てこなかった実香さんの症状、それに対する病院の対応が明らかになりました。それがないと関係者にいくつもの矛盾点を突く再取材へと展開しませんでした。
 さらに、患者、遺族は「名前と写真が出ても構わない」とおっしゃいました。「新聞、テレビ取材が殺到しますよ」と、私たちが気遣うのも承知の上の勇気ある決断でした。
 情報公開条例や個人情報保護法を理由に県警、地検、県、市町村などの匿名広報が加速するなか、記事とともに母子の写真、遺族名が全国に伝わり、多くの反響が寄せられています。それは実名と写真という遺族の「怒りの力」によるものに他なりません。
 支局の記者たちも、ジグソーパズルのピースを一つずつ集めるような作業のなかで、ぼやっとしていたニュースの輪郭がくっきりと見えた感覚があったに違いありません。手掛かりある限り、あきらめないで当事者に迫って直接取材するという基本がいかに大切で、記事の信頼性を支えるか。取材報告を読みながら、身にしみました。
 改めて、お亡くなりになった高崎実香さんのご冥福をお祈りします。【奈良支局長・井上朗】
 hogaraka@dream.com
毎日新聞 2006年10月22日

 まず医師、病院が悪いという結論ありきで突っ走った結果、彼らは奈良県南部の産科医療を崩壊させ、病死であったことを納得できない家族をますます苦しめ、年間150人の妊婦の行き場所を奪ったのです。もし今後、大淀病院に産科があれば助かったという妊婦がでたらその責任を取る覚悟が彼らにあるのでしょうか.....。

 私は今回の毎日新聞の誤報(意図的な捏造といった方がいいかもしれません。)に対して怒りを禁じえません.....。

 ながながとすいませんでした。Dr.Iさん、Matuさん。重ねてコメント有難うございました。今後ともよろしくお願いします。
【2006/12/26 00:18】 URL | nakano #-[ 編集]
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