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誤報(47)
 手術を終え、丸山は病棟の仕事をこなしていた。
 仕事に一段落をつけ、時計が5時半を回るのをみて、丸山
は原田の院内PHSに電話をかけた。かけてまもなく原田が電
話にでた。「もしもし、原田ですが....。」「もしもし、丸山
です。今よろしいですか?」「ああ、丸山先生忙しいところ
すまなかったね。」「それはいいのですが、どういったご用
件でしょうか?」「実は先生、高橋里美さんという患者さん
を覚えているかな.....。」「ええと.....。すぐには思いあ
たらないのですが.....。」「先月なんだけど分娩中に意識消
失して、国立国際循環器センターに搬送している患者さん
なんだけど......。」原田にそういわれて丸山ははっと思い
出した。「思い出しました。子癇発作ということで転送
した患者さんですね。」「そう。その患者さんなんだ。実は
脳出血で向こうの病院で亡くなっているんだ。そのことで
大村さんから電話があってね......。」「そうですか.....。」
 「ちょっと先生からも話をきかせてもらいたいんだ.....。
今、院長室にいるからきてもらっていいだろうか。」「はい
わかりました。それではこれからそちらに伺います。」
 丸山はそう言って電話を切った。

 丸山は院長室の部屋のドアをノックした。「丸山です。」
「どうぞ....。」中から原田の声が聞こえた。「失礼します。」
 丸山はそういって部屋の中に入った。

(次回につづく)
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