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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。

(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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誤報(61)
 丸山は言った。「高橋さん....。いいですか、診断がつかな
い状態でも全身状態を維持するための治療は行われています。
 そしてそれは脳出血に対して全く誤った治療をしていたと
いうことではない。当院の設備とマンパワーの状態では最善
をつくさせていただいたとしかいうことはできません......。」
 「脳出血と診断もつかない状態で1時間以上も寝ていたという
のが信じられないんです!」大輔は吐き捨てるように言った。
 「高橋さん.....。先ほどもお話しましたが、0時の段階では
脳出血と思われるような症状はなかったんです。その時点で
本当に脳出血をおこしたかどうかはわからないです....。
 それに高橋さんは、まるでそのまま放っておいたような言い方
をされますが、ベットサイドにはずっと助産師の広川が付き
添って様子をみていたわけですし、モニターもつけて監視を
していた。なにかあれば当直室から駆けつけられる状態で
様子をみていたわけです。別に全く放置していたわけではない。
 それに0時の段階では内科の先生にもみてもらっています。
 その上での判断ですから....。」「それでは誤診であるという
ことも問題ないというのですか?」横からの英雄の問いに丸山
は言った。「医療現場というのはそういうものです。一寸先は
闇の状態ですから、診断をつけるどころか何か起こっているの
か全くわからない状態でともかく命を助けなくてはならないと
いう状態はいくらでもあるのです。高橋里美さんの場合は、状
況として子癇発作と脳出血の鑑別は非常に困難だと思います。」
 原山が丸山の言葉に続いて言った。「それに.....高橋さん。
 数時間で急激に呼吸障害までおこすような脳出血であったと
すればまず助かりません......。たとえ診断がついたとしても
です......。」しばらくの沈黙の時間が流れた。
 龍雄が言った。「病院側には手落ちはないとおっしゃるのです
か?」原田は言った。「診断がつかなかったことに関してご家族
がご不満である点に関しては確かに残念であったと思いますが、
限られた条件の中では最善をつくしていると考えています。」
 「病院に手落ちがなかったとすればどうして里美は死んだので
すか?」龍雄の言葉に丸山は一瞬呆然とした。この人は何を言
っているのだ?脳出血で亡くなっているのはわかっているでは
ないか?明らかに病死である。院長で脳外科の原田も里美の脳
出血は発症してしまえば助けることのできないほど重篤な脳出血
だったのだと言ったではないか....?「大村さん.....。里美さん
は脳出血で病死されたのです。」丸山は少し困惑気味に答えた。
「いいや病院は真実を隠している。里美は病院に殺されたんだ。
あなたにだ.....。」龍雄は強い口調で言った。龍雄の言葉に
原田は言った。「大村さん。なにを根拠にそのようなことをお
っしゃるのですか?丸山先生は里美さんとお腹のお子さんを急
変時から助けるために全力をつくしてくれたんですよ?お母さ
んは助けられなかったかもしれないが、お子さんは助かった。
前から言っているように下手をすればお子さんだって助からな
かったかもしれない状態だったんですから......。少し冷静
になってください....。」

(次回につづく)

 おととい、昨日は体調が悪くてブログ更新休ませていただきま
した。少し忙しくなってきてバテぎみです。
 
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【2007/03/03 22:26】 誤報 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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藪医者の独り言


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