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誤報(74)
 青木が別の記事の草稿をしていたときに携帯の電話が
鳴った。「もしもし、青木ですが.....。」「もしもし、
こちら町立斎場の三井と申します。」「ああ、三井さん。
」「ご依頼の件ですが申し訳ないのですが、やはりお断
りさせていただきたいと思います。上の者とも相談しま
したが、やはり個人情報になりますので、身内でもない
方に連絡先を伝えるのは問題が発生する可能性が高いと
いうことになりました。」「そんな.....。斎場の方に
ご迷惑をかけることはないようにしますので....。取材
源を守ることは原則ですし.....。」「青木さん。申し
訳ないですが...。地域の冠婚葬祭を司らせていただいて
いる我々が、ご家族のご承諾なしに第3者に連絡先を伝え
るというのは信用問題にかかわりますので.....。我々の
立場も理解していただきたいと思います。」「どうしても
駄目ですか....。上の方とも私が直接お話させていただけ
れば........。」「申し訳ありません。これ以上はこち
らも申し上げることはありませんので、失礼させていた
だきます。」そう言って三井は電話を切った。「あ....
..。」と青山は声にならない声をだしてふーっと溜息を
ついた。まいったな....。これでまた家族探しは振り出
しにもどりだわ......。病院への取材は4日後にアポイン
トメントとっているというのに........。どうしたもの
かしら.......。青山はそう思いながら椅子の背もたれにも
たれかけた。

(次回につづく) 
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