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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。

(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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誤報(100)
 m2.comの掲示板に詳細な患者の経過が提示され、掲示板では
担当医師の処置には大きな間違いはない。最初の段階で母子と
もども亡くなってもおかしくない患者さんで子供が助かっただ
けでも充分評価できる。夜の2時の段階でこの患者を自信をもっ
て受け入れられる施設は(世界中探しても)ほとんどないだろう
むしろ6時間で受け入れ先が見つかったこと事態大変なことだと
いう意見が大勢をしめるようになってきていた。医療関係者の
マスコミへの抗議電話やファックスは日をおいて増し、毎朝新聞
本社やN県支局でも問題になってきていた。「まったく、医療関
係者がうっとうしくも抗議してきて......。御社の記事に事実
誤認があると......。枝葉のことばかりいってきて。」会議中
に医師たちの抗議のファックス内容をみながら井出は吐き捨てた。
「だが、彼らがなんといおうと誤診があったのはまちがいないん
だ。受け入れ先がみつからない、医療体制が整備されていない
のが問題だったわけなんだからな。CT云々なんか問題じゃないだ
ろう.....。」「ですが、実際にはなかったことを記事にして
しまったことは確かですから......。彼らが不当な個人攻撃だと
いうのも無理はないですよ。実際、まずかったんではないです
か?」狭山が井出に言った。「まあそれはそうかもしれないが
.....。だが我々としてはこの事故ではっきりした医療体制に対
して改善を求めたかったわけだ。そのことを主張していくべきだ
とおもうね。」「私もそう思います。非難されている医療関係
者たちのいうことをいちいち聞いていては真実は報道できない
でしょう?」島田が井出に相槌を打つ。「本当にそれでいいん
ですね?でもそれで医療関係者達が納得してくれるんでしょう
か?」狭山は不安そうな表情で言った。「ああ、大丈夫だ。青
山君にも新たに続報を書いてもらうことにしているし、その点
を強調させることにしているからな。医療関係者達だって、誤診
があったことと、受け入れ先が見つからなかったことは事実とし
て認めるだろう。そこに焦点をあてて記事にすれば大丈夫さ。
 それに数にすればそれなりの抗議の数だが、読者の中で医者
の割合はたいしたことはない。医者達が我々に反感を持ったって
別に我々が困ることはないさ。」「そうですか....。ではこの
ままでいくのですね.....。」狭山は少し不満げに言った。

 10月24日に川淀病院の続報として毎朝新聞に記事が載せられた。

平成18(2006)年10月24日[火] ■【主張】病院たらい回し 患者本位の基本忘れるな

 分娩(ぶんべん)中に意識不明に陥った妊婦が、19カ所もの病院に次々と転院を断られ、やっと収容された病院で脳内出血と帝王切開の緊急手術を受け、男児を出産した。だが、8日後に亡くなってしまう。問題は病院の「たらい回し」である。

 残された夫は「妻の命をもっと大切にしてほしかった」「今後、同じことが起きないよう妊婦の搬送システムを改善してほしい」と訴えている。

 妊婦は8月7日、N県川淀町立川淀病院に入院し、翌日午前0時過ぎ、頭痛を訴えて意識を失った。適切な処置ができないと判断した川淀病院は受け入れ先を探したが、満床や専門医不在を理由に断られ、6時間後、約60キロ離れた国立国際循環器病センター(O府S市)に運び込まれた。受け入れを打診した20カ所目の病院だった。

 患者を医療設備と専門スタッフのそろった病院に搬送するシステムの欠如がまず問題だ。

 N県では高度な医療や緊急治療の必要な妊婦の40%近くが県外に転送されている。厚生労働省が進めているお産を扱う周産期医療をネットワーク化するシステムの導入も他の自治体に比べ、遅れたままだ。

 重体の患者を引き受け、面倒な医療訴訟を起こされる事態を避けたがる受け入れ側の病院の体質もあるだろう。厚労省によると、周産期医療は訴訟が多く、医療ミスや医療事故の12%は、産婦人科医が当事者だという。

 妊婦が最初に入院した川淀病院の誤診の問題も、忘れてはならない。川淀病院は容体の急変後、妊娠中毒症の妊婦が分娩中に痙攣(けいれん)を引き起こす「子癇(しかん)発作」と判断し、痙攣を抑える薬を投与した。当直医が脳の異常の可能性を指摘し、CT(コンピューター断層撮影法)の必要性を主張したが、受け入れられなかった。

 脳内出血と正確に診断されていれば、搬送先の幅が広がり、早く受け入れ先が決まっていた可能性は高い。

 N県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査に乗り出した。

 患者を救うのが、病院や医師の義務である。患者中心の医療の基本を忘れているから患者をたらい回しにし、患者不在となる。

 もう一度、医療とは何かをしっかり、考えてほしい。

【青山 絵里】

(次回につづく)

 4月29日の患者のご遺族の弁護士さんが個人情報保護条例で告訴
の方向で動いたことがニュースとなり、この過疎の私のブログにも
多くの方がいらっしゃいました。医師側の主張を提示してブログに
書いていた先生方も不安を覚えられた方が多いのではないかと思い
ます。ですが今回の告訴騒ぎは弁護士さんの戦略と思います。
 この弁護士さんも今回の件は無茶な告訴だというのは百も承知
だと思います。本気で検察や警察が受理して動くとは考えていない
のではないでしょうか?家族がマスコミに公表したカルテのコピー
をマスコミ関係者が外部に流出させ、それをたまたま見た医師が
かなり広範に配布され、テレビでも担当医師の子癇のうたがいと
いうカルテの画像が流されているのをみて、これは保護下にはない
情報であると判断して一般の方は入れないクローズドの掲示板の
なかで症例検討したことを罪に問うのはかなり無理がありそうな
気がします。この医師の罪を問うならば当然、漏洩したマスコミ
関係者も罪に問われることになります。

この場合、刑事告発なのがミソ。
受けるのは検察なんですね。で、検察はこれを受けて立件することはまずありえないでしょう。不起訴になれば医療者側に公式には反論の場は与えられない。つまり医療側に公式の反撃の場は最初から与えるつもりはないんです。

 刑事告発すればマスコミが飛びつくとこの弁護士は計算ずみです。 これで世間には医療者は患者情報をリークした。守秘義務も守らないとはなにごとかという世論をつくることができる。そして不起訴になっても当然マスコミは報道しないと読んでる。告訴に飛びついたマスコミは不起訴になったとなればバツが悪いですからね。それにどうもよく調べると医師に秘密を漏洩したのはマスコミ関係者らしいということになればもう立件されなかったことはニュースにされることはまずないでしょう。これで医者は患者の情報をリークした、それで検察がうごいたというイメージだけが一般の人たちに残るという作戦です。
 
 そして医療関係者が反撃できるのはネットのみです。そのネット医師もこれは守秘義務違反で自分達も罪に問われるのではないかと疑心暗鬼にさせて叩ける一石二鳥の策。今後の民事訴訟を起こしていく上での外堀を手際よくうめていこうというのでしょう。この弁護士なかなか戦略家だと思います。

 まあその弁護士の策略にまんまとマスコミ関係者は乗せられたというのが今の状態ではないでしょうか?でもこれでもうまともなマスコミ関係者ならこの遺族と遺族周囲の怪しげな団体とは距離をおくようになるだろうなと個人的には思っています。長期的にはこの戦略はきっと裏目にでるでしょう。でも某新聞社はこのままこの弁護士さんと突っ走るつもりなんでしょうか? これ以上、命を賭けてこの世に命を送り届けて息を引き取った母親の死と、その命を救い上げるために奮闘した大淀病院のスタッフの人々の努力を踏みにじり、貶める行為はやめてもらえないのでしょうか?担当医であった産婦人科医もできることなら母親の命を救いたかったと思います。母親は助からなかったと聞いたときの担当医のつらさや苦しみは(ご家族の苦しみには遠くおよばないかもしれませんが)私にも想像にかたくありません。その上、家族に責められつづけられるだけでもきついのに、思い込みで充分な裏づけもなく記事をかかれ殺人者扱いされたことを彼らはどう考えているのでしょうか....。
 某新聞社はこの産婦人科医の名誉を回復する義務があります。

 あ、そうそう誤報が丁度今日100話目に到達しました。ここまでかけ
たのも読者の方々のおかげです。引き続き休み休みしながらなんとか
完結までもっていきたいと考えていますのでひきつづきよろしくお願
いします。
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【2007/05/02 23:49】 誤報 | トラックバック(0) | コメント(5) |
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コメント
>この場合、刑事告発なのがミソ。
受けるのは検察なんですね。で、検察はこれを受けて立件することはまずありえないでしょう。不起訴になれば医療者側に公式には反論の場は与えられない。つまり医療側に公式の反撃の場は最初から与えるつもりはないんです。

なるほどー。
そういう事ですか。
なんで、刑事なんだろー、ってちょっと考えていたんですが。

私は、速攻で対処して、今のところ問題はなさそうですね。
むしろ、それに対しても好意的な事を言ってくれる人の方が多いような気がします。

あ、貴重な情報、ありがとうございました。
早速、ブログの本文でも紹介させていただきますね。
100番目以降のコメントを見ている人は、そんなに多くないと思うのでw
【2007/05/03 19:36】 URL | Dr. I #sSHoJftA[ 編集]
あ、フラッシュ、今見たんですが。
おもしろかったんで、紹介させてもらいますね!
【2007/05/03 19:41】 URL | Dr. I #sSHoJftA[ 編集]
Dr.Iさんコメント有難うございました。

<あ、フラッシュ、今見たんですが。
おもしろかったんで、紹介させてもらいますね!

 有難うございます。一般の方々にもどうして福島と奈良の事件に関しては医師たちがこんなにも頑なに問題にし危機感を抱いているのかを理解してもらうための一助としてつくってみたフラッシュです。広報していただき有難うございます。

 Dr.Iさんもお忙しい中、ブログ大変だと思いますが、同じような危機感を感じてネット上で広報し続ける医師たちがいます。先生も決して一人ではありません。理解のない方に非難されたり理不尽なあらしをされることもあるかもしれませんがくじけずにそして無理をなさずに続けていってください。継続は力なりでかならず先生を理解し支えてくれる人達が増えてくると思います。先生のますますのご活躍をお祈りしております。

 重ねてコメント有難うございました。
【2007/05/05 00:08】 URL | nakano #-[ 編集]
はじめまして。
例の流失事件ですが、新聞社が早い時期から医師記録を入手している事が明らかになりましたね。
http://soho1172001.web.fc2.com/image.htm
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20070506
読売はどう申し開きするのでしょう?
【2007/05/07 11:18】 URL | とおりすがり #-[ 編集]
 通りすがりさんコメント有難うございました。

 読売の記者も弁護士にうまく乗せられてしまったようですね。書いている記事のたかだか半年前の自社の関連記事もチェックしないで報道してしまったのでしょうか?だいたいカルテのコピーを元にこの事件関連の記事を書いているはずなのですが.....。一方側の意見だけ聞いてその意見の根拠も調べることなくそのまま報道してしまうのは困りものです。本来なら編集長がしっかり裏をとれたのか確認して記事の公平性を保たなくてはジャーナリズムとはとてもいえないでしょう。それに脚色といって捏造を加えられては東スポに失礼ですがこれぞ真実でございというふりをしてるだけに東スポもびっくりです。

 新聞も部数を確保できなければ広告料金がとれないということでスクープ記事を求めなければならないのはわかりますが、その報道の社会的影響を考え週刊誌化やワイドショー化はさけて欲しいものだと思います。

 通りすがりさん重ねてコメント有難うございました。引き続きよろしくお願いします。
【2007/05/07 23:40】 URL | nakano #-[ 編集]
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