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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。

(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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誤報(117)
 「院長先生には申し訳ないのですが、産科に関しては来年の
3月で取り扱いをやめさせていただきたいのです。勝手なお願
いで本当に申し訳ないのですが......。」丸山の訴えに原田は
言葉を失っていた。原田にも丸山の気持ちは痛いほどわかっ
ていた。

 目の前の医師は20数年間にわたって地域の産婦人科医療を
たった一人でささえてきた医師であった。数千人もの新しい
命を取り上げてきた医師であった。N県の南部の産科がこの厳
しい医療情勢の中で次々と休診、閉院していく中で、60に手も
とどこうという年で週3回の当直をこなしていた医師であった。
 地域ではぐくんできた信頼や、自分の仕事に対しての誇りも
あっただろう。それがたまたま母子ともに命を失ってもおかし
くない妊婦にあたってしまったがために.......。しかも彼は
この施設でするべきことは行っておりなんら過誤はなく子供だ
けでも助かっただけでも感謝されていい患者さんだったはず
だったのに........。事情しらずのわけのわからない連中に
決め付けであることないことを報道され、殺人者扱いされ、
いままで積み立ててきた信頼も誇りもめちゃくちゃにされたの
である.....。どうして彼が産科をやめたいというのを止める
ことができるだろうか......。頭を垂れた丸山の肩に原田は
手を置き言った。「丸山先生。君を守ることができなくて本当
に済まなかった。心から申し訳ないと思っている。君はできる
かぎりの事をいままでも地域の患者さんのためにやってきた
し、高橋さんにも精一杯のことをやってくれたことを僕はわか
っている。僕が一番わかっているから........。本当にご苦労
様だった....。そして本当に済まなかった......。」原田の
言葉に丸山は下を向きながら肩を震わせていた。


12月のある日、川淀病院の産科休診の報道がなされた。


N県・川淀病院、分娩対応中止へ 県南部のお産の場消える

2006年12月22日

 N県川淀町の町立川淀病院で8月、重体になった妊婦(当時34)が計19病院に搬送の受け入れを断られた末、大阪府内の病院で死亡した問題で、同病院が来年3月で分娩(ぶんべん)の取り扱いを休止することがわかった。同病院の産婦人科にはこの妊婦を担当した常勤の男性医師(59)しかおらず、

長年にわたる激務や妊婦死亡をめぐる対応で心労が重なったほか、

別の産科医確保の見通しが立たないことなどが理由とみられる。

 県などによると、同病院は来年3月末で産科診療を休止し、その後は婦人科外来のみ続ける方針。スタッフの拡充を検討したが、県内の公立病院に産科医を派遣してきた奈良県立医大の医師不足などから、新たに医師が確保できず、分娩対応の継続ができないと判断した。病院側は同日、院長名で事情を説明する文書を張り出した。

 男性医師は県立医大から非常勤医師の応援を得ながら、年間150件以上のお産を扱っていた。宿直勤務は週3回以上で、妊婦が死亡した後、

「ここで20年以上頑張ってきたが、精神的にも体力的にも限界」

と周囲に漏らしていたという。

 県南部では、県立八條病院(八條市)が4月に産科医不足から分娩取り扱いを中止しており、川淀病院がお産を扱う唯一の病院だった。県幹部は「早急に県内の周産期医療のあり方を見直さねばならない」と話す。

(次回につづく)

 ここのところ風邪を引いたのか頭痛がひどくて仕事をこなすのが
精一杯でブログ更新の気力がなく更新お休みしていました。
 ようやく頭痛もおちついてきてほっとしています。




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【2007/05/31 23:34】 誤報 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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