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誤報(119)
 「ともかく、うちの本社も含めて、このスクープの正当化
に必死なのさ......。おかしなものさ.....。広告主や、機関紙
の印刷を委託されている団体の不祥事なんか広告をとれなくな
ったり、機関紙の印刷の委託をはずされたりするのがいやでふ
れようともしないのに、大きな抵抗などできないのものだとみ
ると、これぞとばかりにあること、ないこと書いて叩くんだか
ら...。それで風向きが悪いとなると知らん顔してさ....。相手方
に批判されると色々正当化して......。新聞も含めてマスコミ
なんでひどいものさ......。強いものには平気で尻尾をふって
ゴマすり記事を書く癖に、弱いものとみるとよってたかってい
たぶるんだから.......。ぼくはあの三山自動車の一連の報道で
ほとほといやになったもんさ....。よくまた三山自動車の車が
燃えました!なんてやってただろう。」「ええ、そうですけどそれ
がどうかしたんですか?」「消防庁の公式発表を見たって、全国で
毎年6000~8000台、平均すると一日20台以上の車が燃えているん
だよ。もともと車は「燃えやすい道具」なんだ。ちょっとしたこ
とが原因で燃えることはあるんだ。とくに整備不良だったり改造
している車なんかが、燃える可能性が高いらしい。別に、三山だ
けじゃない。豊川や木田自動車だって燃えている自動車はある。
むしろ台数だけいえば、流通している数が少ない三山自動車
は少ないくらいなんだ。これは少ししらべればすぐわかることさ。
 車が燃えたって普段は別に気にもしないくせに、たまたまそれが
三山自動車だったから、さらにあおるネタを探していたマスコミが
飛びついたんだ。「これだ!」ってね。あるデスクでは車が燃えま
した!って連絡あるとどこの車だ?って聞いて三山以外の車だった
らすぐそうかっていってすぐ電話切っていたっていう話もあるくら
いさ.....。三山自動車は自動車業界では小規模な会社だし、広告
を電信以外の広告社に委託していたこともあって徹底的にたたかれ
た。ところが似たような事件でも豊川自動車だと黙っちまう。今回
の記事も構造は全くおなじさ.....。あの記事もおかしいというこ
とは皆が認識しているんだ。大体、事件の数日後に地元の医師会の
産婦人科医会が主治医の医療行為に問題はなかったとはっきり宣言
しているんだから。複数の専門家が医療過誤がなかったといっ
てるのに、医療のいの字もわからないような我々素人が勝手に
過誤があったミスがあったと騒いでセンセーショナルに騒いだ
だけなんだから。正直なところまずかったというのは皆が思っ
ているのさ.....。だけど医者は正式な抗議もしてこない。医
療者から個人で単発に抗議があったって無視していれば問題ない
と考えているんだ.....。大体もってうちの新聞社は1975年に事実上
民事再生法を適応されて一旦倒産している会社だから....。広告
主に対しても神経質だし、売り上げ部数を上げるのに必死だから
な.......。いいいじめの対象の生贄にありつけたと会社全体で
あおってきているんだから.....。正直、情けないよ....。」「あ
なた.....。」幸代は一気にまくし立てる夫に言葉を失った。

(次回につづく)
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