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誤報(132)
 遺族と弁護士の記者会見が行われた。石山弁護士が状況について
の説明を行った。「問題の書き込みは医師だけのネット上のコミュ
ニティーのm2の掲示板に書き込まれたものです。事件が報道された
直後の昨年10月の時点での書き込みです。最終月経の日付から妊娠
中の経過、8月7日に入院して意識不明になるまでの身体状況や検
査値、 会話など、カルテや看護記録とほぼ同じ内容を複数回に分
けて克明に書き込まれています。 内容はかなり詳細なもので病院
関係者でなくてはわからないようなものです。それに加えて、この
医師たちだけの掲示板には遺族を侮辱するような内容も記載されて
おり、著しく社会的倫理にはずれる書き込みが多数みられていま
す。またこの書き込みのハンドルネームもかなり問題と思われる
ものが多数あり、社会倫理的に問題があるものと考えられます。
遺族側が10月の報道の際に報道陣に公開したのは、出産のために
入院した昨年8月7~8日の『看護記録』だけでありまして、カ
ルテなどは公開されていません。さらされた情報には、遺族も知
らない通院中のカルテの内容が含まれ、病院関係者しか知り得な
い情報です。このような個人的な情報がネット上に公開されたと
いうのは医師の守秘義務を破るもので、遺族を傷つけるものであ
り、断じて許されるものではありません。川淀町の個人情報に対
する秘密漏洩に関しての条例にのっとり刑事告訴をする方向で準
備をすすめています。」ついで英雄が言った。「m2の書き込みを
見させてもらいましたが、内容は我々も知らないような内容も
含まれており非常に驚くと共に怒りを感じています。診察室で
話した内容までネットを通じて承諾もなしに公開されるならば
我々はおちおち安心して診察をうけることもできません。患者の
情報が断りもなく第三者に伝わるなら診察室で何も言うことな
どできません。きちっとした対応を町と病院に求めていました
が埒が明かないことから今回、刑事告訴とすることにしました。」

(次回につづく)
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