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芝桜の咲く丘(6)
 仕事を中断して雅哉は6時半ころに自宅に帰ってきた。「ただいま。」雅哉がアパートのドアを開けると幸美が気づいて「おかえり、父さん。」と声をかけた。「京子さんと今、夕食の準備してるんだ。」台所の奥から京子がドアの雅哉をみた。「おかえりなさい。」雅哉は軽く会釈して「どうも。」と答えた。「父さん、今日は肉じゃがとブリの照り焼きだよ。京子さんに教えてもらいながら幸美がつくったんだから。」「そうか、それは楽しみだな。」雅哉は靴を脱いで部屋にあがりながらそう答えた。「京子さん。すいません。いつも世話になってしまって.....。」「いいんですよ。こちらも好きでやっていることですから。」「ほんとに助かります。」そういって雅哉は京子に微笑んだ。
 テーブルに食事が準備され、3人が食卓についた。「いただきます。」といって3人は食事を始めた。「今日は学校はどうだったんだい?」雅哉がそういうと幸美は答えた。「まだ一学期はじまったばっかりだけどいきなり算数の授業でテストがでちゃって、あせっちゃったけど、でも4年生の復習みたいなのでなんとか解けたかな。クラスもかわってあまり知らない子もいるからちょっとまだ緊張してるかな。」それを聞いて雅哉は言った。「そうか、でも幸美はだれとでもうまくやれるからな。すぐみんなと仲良くなるさ。」「まあそんなこともないけどね。それで、父さんはまだ仕事忙しいの?」幸美の問いに雅哉はふーっと息をはいて言った。「うん、ちょっと今、期限がせまってる仕事があってね、ちょっと忙しいかな?」それを聞いて京子も言った。「そうよ、幸美ちゃん。お父さん、うちの会社の商品の開発で重要なお仕事しているのよ。」「ふーんそうなんだ。」「あのな、幸美。父さんだって、きちっと仕事しているんだから、家でくつろいでぼーっとしているだけが父さんじゃないんだから。」少し困惑した様に雅哉が答えたのをみて、幸美は少しふざけたように言った。「まーた、ちょっとすねちゃってるの?」「ひどいな、お前のために父さんががんばってるのに。」「冗談よ。私は父さんのことほんとに大好きだから。」「はいはい、ありがとう。」雅哉はそう言ってほほ笑んだ。「幸美ちゃんも、あまりお父さんをからかっちゃだめよ。」京子も2人の受け答えに少し笑いながら言った。「それで、父さん、また夜に仕事に戻るの?」幸美の問いに雅哉は答えた。「ああ、幸美が床に入るまではいるから......。その時に京子さんを途中まで送っていくよ。」「なんだかすいません。」京子がそういうと、「いえ、気にしないでいいですから、夜遅くに一人で女性を帰すわけにいかないですからね。」と雅哉は答えた。

 明日は当直なので更新お休みします。日曜日元気あれば更新します。
 ひきつづきよろしくお願いします。
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