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(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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つかめない藁(12)
その日の外来が終わったとき、外来の予約リストをみて彼女が
予約になっていたのに来ていないことに気づいた。
 「あれ。○○さん今日はきていないようだね。」私は看護婦
に聞いた。「特に都合がわるくなって予約とりなおしたりって
ことはないかな?」看護婦は言った。「○○さんですよね?特
にそんな話は聞いて意いませんけど...。」「あとで予約取り
直してきてもらえるように連絡してもらっていいですかね?」
「わかりました。あとで電話しますね。」「日にちは都合の
いい日でいいから、今後の治療日程を組みなおす必要がでて
くるからね。とりあえず一回外来にきてもらわないと....。」
 なにか都合がつかなくなって来れなくなったものと信じた
かった。たとえ治療に対しての気持ちの揺らぎがあったとし
てもまた外来に来てもらってきちんと話をすれば解ってもら
えるにちがいない。治療に関してはなんとか貫徹してもらい
たかった。彼女はまだ若い。受けるべき治療をうけて生き延
びる可能性を求めるべきだ。そう思っていた。
 その日の午後の小手術を終えて、手術記録などの記載を行
っているときに外来の看護婦から電話がかかってきた。
 「先生。いま大丈夫ですか?」「はい。大丈夫です。なにか
ありましたか?」「さきほどの○○さんの件なんですけど..。」
「ええ。」「実はさっき電話してみたんですけど、話をしても
もう病院に行くつもりはないからという一辺倒で..。治療も
もう受けたくないといっているんですよ....。」私は一瞬何を
言われたが理解できなかった。「ハアッ?それどういうこと
です?」「私にいわれても....。ともかくもういいですから
連絡とらないでくれとまで言われました。」「うーん。それは
どういうことだろう?わかりました。忙しい時にすいません。
どうもご苦労さまでした。有難うね。」早い話が治療はもう
中止にしたいということの様だった。いずれにしてももう一回
なんとか彼女と話す必要がありそうであった。
(次回につづく)

 今日は緊急手術で帰りが遅くなりました。明日も早いので
今日はアップだけにします。コメントのレスは明日元気があ
ったらさせていただきますね(スイマセン。本当に今日は
ちと体がきついので....。)。引き続き覗きにいらしてく
ださい。コメントも楽しみにしております。
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【2005/06/21 23:52】 つかめない藁 | トラックバック(0) | コメント(7) |
<<つかめない藁(13) | ホーム | つかめない藁(11)>>
コメント
はじめまして。
毎回愛読させて頂いています。
私は今年に入り乳がんがわかり、現在術前化学治療をしています。
病気になって感じたことは「生死に関わる病気になっても、今まであった悩みは解決するわけじゃないんだな…。病気プラス今までの悩み事なのだな」ということです。
確かに取るに足らないことは消え去るけれど。
このような状況で助けになるのは、やはり人と話をすることだなと感じました。
彼女は、たとえ今までの人間関係が希薄であっても、積極的に接して下さる先生のような医師に巡り合えたのは、とても運がいいことなのに。
窮地の時、それまでの生き方というか考え方が左右してしまうのですね。
私も日々自問自答していていますので、つい長々と語ってしましました、スミマセン。
また寄らせて頂きますね。
最後になってしましましたが、先生もお体ご自愛下さいませ。

【2005/06/22 00:24】 URL | ユミヲ #-[ 編集]
いつもお仕事お疲れさまです。暑くなってきますので先生もどうぞご自愛くださいね。
ところで、今度の患者さん私の主人に少し似ています。この方とパターンは違いますが、病院に運ばれたときはそれなりに大変な状態だったらしく、放っておいたらやはり命に関わったと思います。しかしすぐに病院に運ばれたことや、先生方をはじめスタッフの方々が迅速に対応してくださったおかげで、短い入院期間で退院してくることができました。退院直後の検査や診察はマジメに通っていましたが、時が経って一見元気な状態が続いていると、
(続きます)
【2005/06/22 09:09】 URL | punipunipyonpyon #-[ 編集]
薬を飲んだり通院するのが面倒くさくなるようです。大した回数ではないのですが..
私が目を光らせているため何とか先生方のおっしゃる通りやっていますが(でもお酒だけはやめられません)もし一人だったら通院をやめている気がします。自分で「もう大丈夫」と決めているフシがありますが、私の目からすれば幸運が続いているだけで、先生方も必要だからこそ検査するようにおっしゃるのですよね?仕事のことをいいわけにするあたりも少し似ています。時々私を困らせてくれます。(すみません、再び続きます)
【2005/06/22 09:23】 URL | punipunipyonpyon #-[ 編集]
ところで、こちらも掲示板もずいぶんにぎわっていますね!殺風景な携帯の画面からも盛り上がりぶりが十分伝わってきますよ♪早くPCで見たいです。
(携帯からのため文字制限があって切れ切れになってしまい、読みにくくて申し訳ありません)
【2005/06/22 09:31】 URL | punipunipyonpyon #-[ 編集]
 ユミヲさん、punipunipyonpyonさんコメント有難うございました。いつもブログを読んでいただいているようで有難うございます。

>病気になって感じたことは「生死に関わる病気になっても、今まであった悩みは解決するわけじゃないんだな…。病気プラス今までの悩み事なのだな」ということです。
確かに取るに足らないことは消え去るけれど。
このような状況で助けになるのは、やはり人と話をすることだなと感じました。

 その通りだと思います。病気になっても日常の生活は営まなくてはならない以上、今までの問題もかかえながら病気にも向かい合っていかなくてはならないというのは実は大変なことです。65歳を超え、仕事をリタイアしている人はまだしも、40代や50代で仕事を抱えていたり、まだ子供が独立していなかったり、家のローンを抱えていたりと言う状況での闘病はかなり大変なことだと思います。日々の生活をしていくのも大変なこの世の中で働きざかりの時期に病気になるというのは非常に酷な状況と思います。でも人間というのは強いものでそんな状況でもなんとか皆さん乗り切っていきます。追い詰められると人って結構強いものなのだと思うこともあります。

>退院直後の検査や診察はマジメに通っていましたが、時が経って一見元気な状態が続いていると、薬を飲んだり通院するのが面倒くさくなるようです。大した回数ではないのですが..私が目を光らせているため何とか先生方のおっしゃる通りやっていますが(でもお酒だけはやめられません)もし一人だったら通院をやめている気がします。

 結構そのような方もいらっしゃいます。喉元すぎれば熱さ忘れるというのは本当ですね。日常の細々としたところに追われて治療がおざなりになってしまうようです。旦那様はpunipunipyonpyonさんがしっかり見てくださっているようなので大丈夫でしょう。

 ユミヲさん、術前化学療法大変だと思います。この病気はマラソンレースです。息切れしないよう、時々は気分転換してうまく乗り切ってください。punipunipyonpyonさんいつも有難うございます。今回はわざわざ携帯からすいませんでした。重ねてお二人ともコメント有難うございました。
【2005/06/22 22:23】 URL | nakano #-[ 編集]
やはり、先生の心が彼女に伝わらないもどかしさと患者の身勝手さも同時感じました。
私も癌ではないけれど、自分勝手に判断することもあって・・・・彼女を攻めるまではいかなくてもこの人は最後にならないと自分を見つめることはないのだろうと思います。
でも、先生の心の中を読んでいると悲しいなぁと思います。
心が通じないって・・・・先生の落胆と憤りが伝わってきます。
ゆっくり休んで下さいね!先生
【2005/06/23 01:25】 URL | 村田とし #sgh/Zdco[ 編集]
村田さんコメント有難うございました。

 それぞれの人がそれぞれの仕事や人間関係をかかえながら生きていっています。医学的に正しいと思うことでもその人にとって受け入れがたいこともあります。基本的にはその人の価値観を尊重するしかありません。医師にとってどんなに理不尽と思われる選択でも患者さんが治療を拒否すれば治療はできません。医療者は気が変わったらいつでもどうぞと笑って見送るしかできないのです。たしかにつらいことではあるのですが...。

>ゆっくり休んで下さいね!先生

 あたたかいコメント有難うございます。
 今後ともよろしくお願いします。
【2005/06/23 23:29】 URL | nakano #-[ 編集]
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