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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。
(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→
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ニュース速報+板の過去ログ→→
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この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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遺族と弁護士の記者会見が行われた。石山弁護士が状況について の説明を行った。「問題の書き込みは医師だけのネット上のコミュ ニティーのm2の掲示板に書き込まれたものです。事件が報道された 直後の昨年10月の時点での書き込みです。最終月経の日付から妊娠 中の経過、8月7日に入院して意識不明になるまでの身体状況や検 査値、 会話など、カルテや看護記録とほぼ同じ内容を複数回に分 けて克明に書き込まれています。 内容はかなり詳細なもので病院 関係者でなくてはわからないようなものです。それに加えて、この 医師たちだけの掲示板には遺族を侮辱するような内容も記載されて おり、著しく社会的倫理にはずれる書き込みが多数みられていま す。またこの書き込みのハンドルネームもかなり問題と思われる ものが多数あり、社会倫理的に問題があるものと考えられます。 遺族側が10月の報道の際に報道陣に公開したのは、出産のために 入院した昨年8月7~8日の『看護記録』だけでありまして、カ ルテなどは公開されていません。さらされた情報には、遺族も知 らない通院中のカルテの内容が含まれ、病院関係者しか知り得な い情報です。このような個人的な情報がネット上に公開されたと いうのは医師の守秘義務を破るもので、遺族を傷つけるものであ り、断じて許されるものではありません。川淀町の個人情報に対 する秘密漏洩に関しての条例にのっとり刑事告訴をする方向で準 備をすすめています。」ついで英雄が言った。「m2の書き込みを 見させてもらいましたが、内容は我々も知らないような内容も 含まれており非常に驚くと共に怒りを感じています。診察室で 話した内容までネットを通じて承諾もなしに公開されるならば 我々はおちおち安心して診察をうけることもできません。患者の 情報が断りもなく第三者に伝わるなら診察室で何も言うことな どできません。きちっとした対応を町と病院に求めていました が埒が明かないことから今回、刑事告訴とすることにしました。」
(次回につづく)
【2007/07/01 20:16】
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「受理されなくてもいいということですか?」「ああ、受理され なくてもマスコミが食いついてくれればいいんだ。一般の人は刑事 告訴されたと報道されれば訴えられた方に罪があるのではないかと 思うんだから....。受理されなくてもそのことはマスコミは触れよ うともしないだろうしね。要は少しでもスキャンダラスな形に見え る演出が必要だということだよ。それに運よく受理してもらえれば 警察や検察の捜査が改めて入るはずさ。そのプレッシャーは病院だけ でなく、病院や産婦人科医を擁護しようとしているネット上の医療 関係者たちも黙らせることができるのではないかと考えているんだ。」 「それで民事訴訟も有利にしていこうというのですね。」「そのと おりさ。」石山は少し笑顔を浮かべて言った。
4月29日に報道各社に石山の事務所から刑事告訴の方針であるとの 内容のファックスが一斉に送信された。
毎朝新聞社
N県妊婦死亡 カルテ内容流出 医師専用ネット掲示板に 2007.04.30 大阪朝刊 26頁 第2社会面 昨年8月にN県川淀町の町立川淀病院で高橋美里さん(34)が分娩(ぶんべん)中に脳内出血で意識不明となり、19病院に受け入れを断られた末に搬送先の病院で死亡した問題で、高橋さんの診療経過など詳細な個人情報がインターネット上に流出していたことが29日、わかった。情報は会員制の医師専用掲示板に書き込まれ、複数のブログに転載されている。
遺族は近く、町個人情報保護条例違反などで容疑者不詳で県警に告訴する方針という。
遺族らによると、掲示板への書き込みは、昨年10月に問題が報道されて以後に始まっていた。高橋さんが8月7日に入院してから意識不明になり別の病院に搬送されるまでの身体状況や検査値、会話など、カルテや看護記録とほぼ同じ内容が詳細に書き込まれていた。さらに、当時遺族が入手していなかった初診時や妊娠中の記録など、病院関係者しか知らない内容も含まれていた。
遺族は昨年11月に情報流出を知り、12月に町長と病院長あてに説明を求める質問状を提出したが、いまだに回答はないという。
高橋さんの義父、英雄さん(53)は「月日がたち、悲しみが癒やされるどころか二重三重の苦しみを強いられることが公然と行われている。個人的な内容で、まして女性のカルテが開示されるのは許せず、告訴を検討している」と話している。
この報道はこの弁護士の思惑どおり、ネット上の医師たちに衝撃を 与えることとなる。
(次回につづく)
【2007/06/29 23:52】
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石山は事務所の前田と今後の方針について討議していた。 「最終的に起こす民事訴訟での賠償請求の前にやはりなんら かの形で刑事告訴を起こしたいところですね。」「ああ、だが 奈良県警と検察は最初の報道をうけて捜査に入っているが起訴 をしなかった経緯があるからね。そのまま誤診の件を主張して も告訴は受理されないだろうからね......。」「そうですね。 2月に起訴見送りになっていますからね.....。やはりそのまま 民事訴訟起こすしかないですかね......。」前田がそういうと 石山は言った。「そう決め付けることもないさ。別件で刑事告 訴すればいいのさ。これを見てくれるかな......。」石山はある 一束の書類を持ち出してきた。「これをみてくれるかな.....。」 「これは.......。」「そう、例の医療者だけのクローズドな 掲示板のm2のログさ。これにこまかく今回の被害者の医療情報が 書き込まれている。中には病院関係者と思われる書き込みもある だろう。これを個人情報保護法に抵触するというのはどうだろ うと考えているんだ.....。」「なるほど.......。でも石山先生。 このほとんどの情報は文脈からみると、当時マスコミももってい た情報のように思われますし、ほとんどの情報は昨年の10月段階 でほとんどのマスコミが掴んでいた情報のように思われますけど ........。」石山はつづけた。「だが医療関係者が外部に漏らせ ば問題だろうといえば大丈夫さ。これで刑事告訴を行って、受理 してくれればマスコミは我々に同情的だから遺族刑事告訴と大々 的に報道してくれる。もし受理されなかったとしてもね。 それに刑事告訴となれば他の医療者がやっているブログなホーム ページで病院や産婦人科医を擁護する連中も逮捕を恐れて自重 するだろう。m2も掲示板の統制管理の責任を問われるだろうしね。 一石二鳥、三鳥狙えるのではないかと思っているんだがね....。」 石山は前田の方を向いてそう言った。
(次回につづく)
【2007/06/28 22:51】
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