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誤報(1)のエントリーは11月26日付けです。最初から読む方はカレンダーで11月までたどって26日をクリックすると誤報(1),(2)のエントリーに入れます。あとは順々に日にちをクリックしていってください。

(モデルにさせていただいた誤報事件に関しての2chの過去ログ保存していたものアップしました
医者板の過去ログ→こちら
ニュース速報+板の過去ログ→→こちら
この事件の理解の参考となれば幸いです。当時の記事などが引用されている部位もありますのでm3掲示板も閉鎖された今、資料として貴重なものとして保存してあります。)
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澄んだ青空(2)
 生検結果を聞きに彼は外来にやってきた。「組織の顕微鏡
の検査の結果、悪性の細胞が認められます。潰瘍を形成した
悪性の腫瘍と考えられます。内視鏡での切除は難しいので
手術が必要になります。」「それは胃の癌ということですか?」
「そういうことになります。もちろんCTなどで他に病気が広
がっていないか確認する必要がありますが、現時点では病気は
まだここに留まっていると考えられますので手術で充分に治
癒が望めると思います。あまり悪く考えないで、まだ充分治療
ができる段階で見つかったということは運が良かったと考えて
いただいた方がよいと思いますよ。」「はあ..。分かりました。
手術となると入院ですよね..。どれ位かかりますか?」「順調
にいって、術後5日くらいで食事を開始していって、食事の食べ
られ具合をみて3週間ほどみていただければ..。」「3週間..
ですか...。手術はすぐにしなくてはならないんですよね..。」
「1~2ヶ月おいても大丈夫なものかもしれませんが早いに越
したことはないと思います。時間が経てば病気は進んでいき
ますから。」「そうですか...。仕事のこともあるので..。
いきなり1ヶ月弱休むとなると..。」彼の思いもよく解った。
50代で仕事の責任もあるだろう。またこのご時世である。病気
となればリストラされるかもしれない。しかしながら私は
立場上、治療を勧める立場にある。治療の時期を逸すれば彼
はすべてを失うかもしれないのだ。「○○さん。確かに
色々大変だと思います。ご本人の色々なお立場は私には
解るすべもないですのでぶしつけだとは思いますけど、診察
をさせていただいた立場としては早い手術が好ましいと考え
ます。もし当院が不安であればどこでも構わないですから
どこかでは治療をうけていただいた方がよいと思われます
よ。」「解りました。でも時間を下さい。何にしても
どうするか決めなくてはならないですから..。」
 困惑した顔で彼は帰っていった。
(次回につづく)
【2005/03/16 22:14】 澄んだ青空 | トラックバック(0) | コメント(0) |
澄んだ青空(1)
昨日は当直でアップ休みました。インフルエンザの患者は
以前よりやや下火となってきて救急外来の数は少なめでし
たが救急車が多く夕食はなんとかとれましたが朝食食べ損
なってそのまま通常勤務に流れ込みました。前の日の朝から
次の日の夜まで病院にいるというのは30代に入ってくると
きつくなってきます。今日は早めに仕事を切り上げて帰って
きました。明日も手術を控えてますので..。
 日本の医者は当直明けに手術したりとかなり無茶な勤務
体系ですよね..。一般の方は夜間に病院を訪れた場合、そ
こで出てきた医者はその日の朝からずっと働きづめで次の
日の夜まで勤務しなくてはならない医者なんだと理解して
あげてください。

 外来に訪れた50代の男性は検診でバリウム検査で異常
を指摘され精査目的にて受診した方だった。胃体下部
の前壁に襞の集中を伴った潰瘍性の病変が疑われた。
「胃カメラの検査をするように言われました。」彼は
言った。「そうですね。胃の下の方に潰瘍があるようです。
良性のものと思いますけど、内視鏡で見て組織をとって
調べた方がよさそうですね。」「分かりました。お願い
します。」後日、上部消化管内視鏡を施行した。見た感じ
は襞の断裂や蚕食状の潰瘍の広がりからは悪性の印象を
持ったが、物はそんなに大きくない。内視鏡切除は難しい
が手術で充分取りきれそうに思われた。
 「潰瘍性の病変が胃の下の方に認められます。見た感じ
はやや悪い印象があります。万一悪いものだとしても
手術で充分治療できそうです。」「それは悪性腫瘍という
ことですか?」「その可能性があるということです。組織
を何箇所が取らせていただきました。その結果をまた
ご説明いたします。」
 生検(組織をつまんだものを顕微鏡でみて病理医が診断
を下す検査)の結果は高分化腺癌であった。
(次回につづく)
【2005/03/15 21:43】 澄んだ青空 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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藪医者の独り言


ここに記載されたエピソードは著者の体験をもとに構成したフィクションです。 このページはリンクフリーです。気に入ったら適当にリンクを貼っていただいて結構です。


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